【個別銘柄】日立が大幅安、Fリテイリや三井化は下落、板硝子急騰

きょうの日本株市場で、株価変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

日立製作所(6501):前日比6.4%安の531円。顧客企業による設備 投資抑制やエレクトロニクス関連製品の需要減少などが響くとし て、2013年3月期の連結営業利益計画を従来の4800億円から4200億円に 引き下げた。ブルームバーグが集計したアナリスト予想の平均値4721億 円を下回った。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は上値余地が縮小 したとして、投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に修正し た。

ファーストリテイリング(9983):3.2%安の2万4230円。ユニク ロの1月の国内既存店売上高は前年同月比5.5%減だったと4日に発表 した。3カ月ぶりの前年同月比マイナス。冬物販売は順調だったもの の、土日の数が昨年より1日少なかったためとしている。

アルプス電気(6770):5.7%高の627円。大和証券は4日付の投資 家向けメモで、円安や構造改革に加え、スマートフォンと自動車向け部 品の増加で来期利益は急回復すると予想。投資判断を「3(中立)」か ら「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。同社は1月31日に業績の 下方修正と期末配当の見送り、グループ全体で3000人の人員削減を発表 していた。

ITホールディングス(3626):16%安の1110円。三菱UFJモル ガン・スタンレー証券は4日付のリポートで、不採算案件やデータセン ター関連コストなどが利益を抑制し、12年10-12月期の連結営業利益は 同証予想と市場コンセンサスを下回ったと指摘。コンセンサスが高かっ た点などを考えると、ややネガティブな印象との見方を示した。投資判 断は「中立」を継続。

日本板硝子(5202):18%高の118円。大和証券は4日付の投資家 向けメモで、業績モメンタム改善の進ちょくが確認できたとの見方を示 し、投資判断を「2(アウトパフォーム)」から最上位の「1(買 い)」に引き上げた。リストラ効果が徐々に発現しており、課題は北米 自動車用ガラスの生産効率の早期改善としている。

三井化学(4183):5.4%安の212円。市況悪化による基礎化学品事 業の販売数量減や交易条件の悪化などが響くとして、13年3月期の連結 純損益計画を従来の50億円の黒字から、100億円の赤字に下方修正す る、ときょう午後1時に発表にした。ブルームバーグが集計したアナリ スト予想の平均は23億円の黒字だった。

日本航空(9201):5.1%高の4010円。13年3月期の連結純利益予 想を従来の1400億円から1630億円に増額した。また、未定としていた年 間配当予想を180円とした。バークレイズ証券は4日付のリポートで、 配当が明確にコミットされ、配当性向を従来の15%から20%程度に変更 しており、いずれもポジティブと指摘。同社を株主還元の観点から評価 する動きも今後強くなる、との見方を示した。

カプコン(9697):3%高の1595円。主力のデジタルコンテンツ事 業と利益率の高いパチスロ機などのアミューズメント機器事業が好調だ ったことから、12年4-12月期の連結純利益は前年同期比2倍の66 億4500万円だった、と4日に発表した。据え置いた通期計画の65億円を 上回った。

フジクラ(5803):7.3%安の266円。電子マーケットでの市況の冷 え込みや中国での日本製品不買運動の影響に加え、早期退職優遇制度実 施による特別損失の計上を見込むことから、13年3月期の連結純損益見 通しを従来予想の20億円黒字からゼロに下方修正した。前期は62億3200 万円の赤字だった。

浜松ホトニクス(6965):5.4%安の3300円。12年10-12月期(第 1四半期)の連結営業利益は前年同期比19%減の34億7700万円だった、 と4日に発表。主力の光半導体素子でシリコンフォトダイオードが計測 機器、産業用機器向けで伸び悩み、光電子増倍管は医用分野で北米を中 心に高額設備抑制の影響を受け、PET用の売り上げが減った。

東京応化工業(4186):10%高の1961円。半導体用フォトレジスト がアジア地域を中心に堅調だったことなどから、12年4-12月期の連結 純利益が前年同期比21%増の44億円だったと4日発表した。据え置いた 今通期計画の54億円に対する進ちょく率は81%。CLSAアジアパシフ ィック・マーケッツは4日付で投資判断を「アウトパフォーム」から 「買い」に引き上げた。

総医研ホールディングス(2385):ストップ高となる5000円 (20%)高の2万9610円。13年6月期の連結営業利益見通しを従来 の5000万円から8000万円に6割上方修正する、と4日に発表した。前期 は1億8700万円の赤字。健康補助食品事業で、前期第4四半期に複数の テレビ番組で「イミダペプチド」が取り上げられたことで売り上げ規模 の拡大が継続しているためとしている。

NECネッツエスアイ(1973):5%高の1757円。三菱UFJモル ガン・スタンレー証券は4日付のリポートで、公共事業の中期成長銘柄 として再評価したいとの見方を示し、目標株価を1700円から2000円に引 き上げた。防災市場の成長で社会インフラ部門が好調なほか、スマート フォン投資拡大に伴うキャリアネットワーク部門の増勢がけん引役にな るとして、13年3月期の連結営業利益予想を115億円から125億円に、14 年3月期を130億円から140億円にそれぞれ引き上げた。

大平洋金属(5541):4.9%高の515円。主力製品であるフェロニッ ケル販売で徐々に市況回復の兆しが見え好調な需要を維持できるとし て、13年3月期の連結純損益計画を従来の8億6200万円の赤字から一 転、10億8300万円の黒字見通しに引き上げると4日発表した。また無配 としていた期末配当計画も前期に並ぶ1株当たり2円に引き上げた。

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