JPモルガンやドイツ銀は金融取引でミラノ市だました-伊判事

ドイツ銀行とJPモルガン・チェー ス、UBS、デプファ銀行はイタリアのミラノ市をだまし、市の借り入 れコストの引き下げ目標を達成できない金融取引の契約を結ばせた-。 4行に詐欺の有罪判決を下した判事がこう記した。

ミラノの裁判所のオスカル・マジ判事は昨年12月に出した有罪判決 に関する4日の説明文書で、4行は取引の一部だったデリバティブ(金 融派生商品)に関連した費用を市に通知すべきだったと指摘。市はこの 金融取引の経済的利点について独自に分析できず、保護と明確な情報を 必要としていたが、「情報の欠如が明らかになり、情報の深刻な非対称 性を招いた」と記した。

今回の案件に関与した4行の行員は英金融サービス機構(FSA) に登録していた。4行はミラノ市が顧客というよりもカウンターパーテ ィー(取引相手)であることを通知せず、英国の規制に違反した。マジ 判事は、4行が債券発行のアレンジャーや市のアドバイザーを務めると 同時にカウンターパーティーとして行動したと指摘した。

4行はブルームバーグ・ニュースの取材に対し、判決を不服として 上訴する意向をあらためて示した。12月の判決の後も同じスタンスを取 っていた。FSAの報道官のコメントは現時点で得られていない。

マジ判事は12月、4行が得た利益約9000万ユーロ(約112億円)に 相当する額の資産の没収に加え、各行に100万ユーロの支払いを命じ た。また詐欺に関与した行員9人に執行猶予付き有罪判決を言い渡し た。

原題:JPMorgan, Deutsche Bank Tricked Milan in Swaps Case, Judge Says(抜粋)

--取材協力:Lindsay Fortado.

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