IMF:スペイン銀行改革は大きく進展-慎重な監視継続求める

国際通貨基金(IMF)は4日、ス ペインの金融情勢に関する声明を発表、経済情勢が引き続き金融システ ムへのリスクとなっているものの、銀行改革は「大きく進展した」と指 摘した。

IMFはマドリードへの調査団派遣を受けて発表した声明で、「資 本不足の銀行の整理・淘汰(とうた)はかなり進行した段階に達し、ス ペイン金融セクターの枠組みに関する重要な改革が導入あるいは策定さ れた」と説明。「今後は経済そして金融セクターへのリスクが引き続き 高い状況にあって、当初の改革を順調に完了し、慎重に監督を続けなが らこの勢いを維持することが重要になる」との認識を示した。

また、銀行業界の整理・淘汰は「大きな成果」だとし、金融システ ムへの信頼を高めるはずだと指摘した。不良資産受け皿機関であるバッ ドバンクが「最新かつ包括的な長期事業計画」をまとめることも求め た。IMFは欧州連合(EU)とスペイン政府との昨年7月の合意に基 づき、同国の銀行改革の進展状況を監視している。

IMFはスペインの銀行改革に関する最終報告書を3月初めに政府 およびEUの欧州委員会に提出する方針を示した。3回目の調査団派遣 は今年4-6月(第2四半期)になるとした。

原題:IMF Praises Spain’s Banking Progress, Calls for Vigilance (抜粋)