米国株:反落、S&P500種は11月以来の大幅安-欧州懸念で

4日の米国株は反落。S&P500種 株価指数は昨年11月以来で最大の下げとなった。欧州の債務危機が深刻 化するとの懸念が再燃した。

S&P500種株価指数の産業別10指数はいずれも下げた。小売りの ウォルマート・ストアーズはJPモルガン・チェースによる投資判断引 き下げを嫌気して下落。新聞発行のガネットは6.7%安。TV部門の収 入の伸びは紙媒体の広告不振を補えないとの見通しが嫌気された。

栄養補助食品のハーバライフは上昇。米当局の調査対象になってい るとの情報から一時12%安まで売り込まれたが、その後FTCがこれを 訂正したことから買いが膨らんだ。

S&P500種は前営業日比17.46ポイント(1.2%)安の1495.71。昨 年11月14日以来で最大の値下がり。ダウ工業株30種平均は129.71ドル (0.9%)下げて13880.08ドル。

アドバイザリー・リサーチのファンドマネジャー、マシュー・スワ イム氏は、「一部に利益確定の動きがある」と述べた。

S&P500種は先月、月間ベースで5%上昇した。ダウ平均は先 週、2007年以来初めて1万4000ドル台に乗せ、最高値に約2%と迫って いる。

この日決算を発表したS&P500種採用企業は13社。ブルームバー グのデータによると、すでに四半期決算を発表した264社のうち約73% で利益が予想を上回り、66%の企業で売上高が予想を上回った。

4日の欧州株式市場でストックス欧州600指数は1.5%下落した。

製造業受注

米商務省が発表した12月の製造業受注額は前月比1.8%増加した。 ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値 は2.3%増だった。前月は0.3%減少(速報値はほぼ変わらず)に修正さ れた。

シカゴオプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)は14%上昇して 14.67。年初来で最も上昇した。景気敏感株 で構成されるモルガン・スタンレー・シクリカル指数は1.4%下げた。

S&P500種産業別10指数のうちテクノロジー株や消費者サービス 株、金融株が特に下落した。KBW銀行指数は1.2%低下した。

ウォルマートやオラクル

ウォルマートは1.2%安。JPモルガンが同社株の投資判断をオー バーウエートからニュートラルに引き下げたことが嫌気された。石油大 手のシェブロンは1.1%安。UBSが同社の最近の株価上昇を考慮し て、株式投資判断を買いからニュートラルに引き下げた。

ソフトウエアメーカー、オラクルは3%安。同社はネットワークソ リューションを提供するアクメ・パケットを17億ドル(アクメ1株当た り29.25ドル)で買収することで合意した。一方アクメは24%上昇し た。

ハーバライフは1.3%上昇。ニューヨーク・ポスト紙はこれより 先、情報公開法の要請に基づいたFTCの対応を引用して、ハーバライ フが調査対象になっていると報道した。

原題:S&P 500 Has Biggest Drop Since November on Europe Debt Concern(抜粋)

--取材協力:Sofia Horta e Costa、Cecile Vannucci、Nikolaj Gammeltoft.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE