EU:スペインは断固たる行動が必要-銀行再建プログラムで

欧州連合(EU)と欧州中央銀行 (ECB)は、スペインが銀行の再建プログラムを順調に進めるため 「断固たる政策行動」を取らねばならないとの見解を示した。

EUとECBは1週間のマドリード訪問後にまとめた報告書で、ス ペイン当局者には納税者による銀行プログラムのコスト負担を減らすた め債券保有者に損失を負わせることを確実にするとともに、同プログラ ムの他の要素が軌道から外れた場合には行動する用意を整える必要があ ると指摘した。

スペインの10年物国債利回りは昨年7月にドラギECB総裁がユー ロの結束を維持する方針を表明して以来、200ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)余り低下している。その1カ月前にはラホイ首相 がEUに対し、銀行セクター再建のための支援をEUに要請していた。 スペインの金融機関は不動産バブル崩壊後、1800億ユーロ(約22兆4500 億円)の不良債権に苦しんだ。

EUの行政執行機関である欧州委員会のレーン委員(経済・通貨担 当)は「スペインがこの重要な進展を足掛かりとして、これらの恩恵を 実体経済に確実に浸透させるには、健全な公共財政と経済改革の断行の 両方に重点を置き続けることが不可欠だ」との見解を示した。

原題:EU Says Spain Needs Decisive Action to Keep Bank Plan on Track(抜粋)