香港株:ハンセン指数、11年4月来高値から下げに転じる

香港株式相場は下落。中国平安保険 (集団)が値下がりする中で、ハンセン指数は2011年4月以来の高値か ら下げに転じた。同指数は米国と中国の経済指標が両国の景気回復を示 唆する内容だったことから上昇して取引を開始していた。

平安保険(2318 HK)は2.8%安。中国保険監督管理委員会(保監 会)は、英銀HSBCホールディングスが保有する74億ドル(約6900億 円)相当の平安保険株をタイの富豪タニン・チアラワノン氏に売却する 計画を承認した。

中国の石油・石炭会社、中信資源(CITICリソーシズ・ホール ディングス、1205 HK)は2.4%下落。12年通期が赤字になるとの見通し が嫌気された。アルミニウム生産で同国最大手の中国アルミ(チャル コ、2600 HK)も安い。

一方、米国を最大の市場とする電動工具メーカーのテクトロニッ ク・インダストリーズ(創科実業、669 HK)や、ソファを生産する敏華 (1999 HK)は値上がりした。

ハンセン指数は前週末比36.83ポイント(0.2%)安の23685.01で終 了。一時は0.9%高まで上昇した。ハンセン中国企業株(H株)指数 は0.5%安の12156.58で引けた。

プライド・インベストメンツ・グループのルイス・ワン最高投資責 任者(CIO、香港在勤)は「株式相場はこれまで上昇してきたため、 大型連休を前に今後数日は利益確定が予想される」と述べる一方、「米 国は景気回復が非常に健全であることを証明し、香港市場にとても良い センチメントを与えた。中国の回復も極めて健全だ」と語った。

来週は春節(旧正月)の連休で香港市場は11-13日、中国本土市場 は11-15日が休場となる。

原題:Hong Kong Stocks Drop From 21-Month High as HSBC Sells Ping An(抜粋)