今日の国内市況(2月4日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●TOPIX950ポイント回復、米景気と円安-輸出や素材、金融買い

東京株式相場は5日続伸し、TOPIXはおよそ2年ぶりに950ポ イントを回復した。米国の雇用や製造業景況指数の改善、為替の円安傾 向が好感され、電機など輸出関連、鉄鋼や繊維など素材関連、銀行や証 券など金融株中心に高い。決算評価の動きが強まったパナソニックは値 幅制限いっぱいのストップ高。

TOPIXの終値は前週末比13.10ポイント(1.4%)高の955.75、 日経平均株価は69円1銭(0.6%)高の1万1260円35銭。TOPIXの 終値ベースでの950ポイント回復は、2011年3月4日以来。

三菱UFJ投信の宮崎高志戦略運用部長は、「昨年秋の極端なリス クオフ状態からリスク要因が1枚1枚と剥がされてきており、それがタ イムラグをおいて米国など実体経済の持ち直しへとつながっている」と 指摘。グローバルな金融緩和状態の中で、「数年単位での大きな相場が 始まっている」との見方を示した。

●債券下落、長期金利3週ぶり0.8%乗せ-米債安や10年入札控え売り

債券相場は下落。米雇用情勢改善を受けた前週末の米国債相場の下 落や円安・株高、あすの10年債入札に向けた売りが優勢となり、長期金 利は3週間ぶりに0.8%台に乗せた。

東京先物市場で中心限月の3月物は前日比21銭安の143円85銭で始 まり、直後に143円71銭まで下落した。その後は安値圏でもみ合ったが 午後に入ると株高を背景に下げ幅を拡大。2時45分ごろに38銭安の143 円68銭と、1月11日以来の安値を付け、結局は同水準で安値引けした。 1日の下落幅は昨年8月16日以来の大きさとなった。

JPモルガン・アセット・マネジメントの塚谷厳治債券運用部長は 円安・株高が進む中で「年金基金の動きや銀行の益出し売りなど、もろ もろの要因で下値不安が強まっている。米10年金利が2%台に乗せてい ることも懸念材料だ」と指摘。「10年債入札は金利が上昇したら買いた い投資家は多いものの、以前より目線が切り上がっており、現時点で は0.80%より0.85%の方が近いイメージだ」と述べた。

●円は対ドル2年8カ月ぶり安値圏、リスク選好も93円手前で足踏み

2月4日(ブルームバーグ):東京外国為替市場では、円が対ドル で約2年8カ月ぶり安値圏で推移した。米景気の回復期待などを背景に リスク選好の流れが継続した半面、急ピッチの円安に対する警戒もあ り、円は1ドル=93円手前で足踏み状態となった。

ドル・円相場は朝方に92円91銭を付け、前週末に記録した2010年5 月以来の円安値(92円97銭)に接近。その後円買いが優勢となり、午 前10時すぎには一時92円50銭を付けたが、円の上値も重く、午後は92円 後半で一進一退の展開となった。

楽天証券の相馬勉債券事業部長は、「米国サイドでも財政の崖の話 もとりあえず先送りとなっているし、ユーロもかなり危機から脱出した という感じになっており、完璧にリスクオン(選好)という形になって いる」と指摘。その上で、ドル・円の地合いは強く、「利食いぐらいし かドル売りは入ってこない」が、「みんな怖くはなってきていると思