投資家は見捨ててしまうのか-IMFが警告のアルゼンチン

国際通貨基金(IMF)から経済指 標をめぐり前例のない警告を受けたことで、アルゼンチンは世界の投資 家に見捨てられたとの見方が定着する可能性がある。

IMFは1日、フェルナンデス大統領率いるアルゼンチン政府がイ ンフレを過小評価し報告しているとの懸念に対応していないと指摘し た。アルゼンチンは公式発表でインフレ率を10.8%としているものの、 アナリストらはその倍以上と想定している。この警告は直ちには影響な いものの、アルゼンチンは除名を含む制裁措置に近づいたことになる。

中南米担当の元米外交官アルバート・フィッシュロー氏は電話イン タビューで、「対アルゼンチン投資を考えている者に対し、今回の公式 の措置は問題があることをかなりはっきりと告げている」と述べた。

同氏によれば、アルゼンチンは2001年のデフォルト(債務不履行) をめぐり依然として海外投資家と争っており、IMFを責めるフェルナ ンデス大統領が姿勢を転換する公算は小さい。アルゼンチンは大豆輸出 で世界3位。「大きなドラマだが、行動はこれが最後ではない」と言 う。

アルゼンチンのロレンシノ経済財務相は、IMFの警告は根拠がな いと反論。声明で、アルゼンチンを罰する一方で、世界の金融危機につ ながった先進国の統計上の間違いを見つけることができなかった自らの 失敗を無視した「二重基準」をIMFは用いていると主張した。

原題:IMF Censure of Argentina Over Dubious Data Cements Pariah Status(抜粋)

--取材協力:Eliana Raszewski、Sandrine Rastello.

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