「大き過ぎてつぶせない」メガバンク、再編は不可欠-米議員

「大き過ぎてつぶせない」金融機関 を再び救済せざる得なくなるリスクを抑制するための新たな措置を米銀 行監督のトップと連邦議員らが検討している。

米連邦準備制度理事会(FRB)のタルーロ理事とダラス連銀のフ ィッシャー総裁、それにシェロッド・ブラウン上院議員(民主、オハイ オ州)は、2010年に成立した米金融規制改革法(ドッド・フランク法) が大銀行のさらなる巨大化を防ぐことができなかったという認識で一致 している。

大銀行の規模に上限を設けたり、資本増強を求めるといった立法措 置のほか、合併を回避するよう促したり、特定の水準の長期債務を抱え る金融機関に破綻時に債券を株式に転換することを義務付ける規制措置 など、さまざまな方策が検討されている。

リチャード・シェルビー上院議員(アラバマ州)が上院銀行委員会 の共和党トップだった当時の側近で現在はケイトー研究所で金融規制研 究ディレクターを務めるマーク・カラブリア氏は、「ドッド・フランク 法が大き過ぎてつぶせない銀行が生まれる状況を終わらせることができ なかったという感覚が同法の見直しもしくは新たな規制の推進力となっ ている」と述べた。

米4大銀行のうちJPモルガン・チェースとバンク・オブ・アメリ カ(BOA)、ウェルズ・ファーゴの3行が2007年と比べ大きくなって おり、もしこのうちの1行が問題を抱えれば経済に打撃を与えるリスク が浮上している。

JPモルガンによる12年の信用デリバティブ(金融派生商品)取引 に伴う62億ドル(約5700億円)余りの損失は、監督するには最大級の金 融機関が巨大化し過ぎたとの懸念を新たにした。

ブラウン議員は1月22日の電子メールでJPモルガンの損失につい て、「『大き過ぎ過ぎてつぶせない』銀行は、監督するにも規制するに も大き過ぎることが証明された」とコメント、「もはやこうしたメガバ ンクを再編すべきかどうかという問題ではない。どうやって再編すべき かということが問題だ」と主張した。

原題:Too Big to Fail Too Hard to Solve Amid Calls to Curb U.S. Banks(抜粋)

--取材協力:Jim Brunsden.

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