鉄鋼株が円安での増益期待で急上昇、JFE格上げ-東京市場

鉄鋼株が軒並み急伸。JFEホール ディングスが大和証券による投資評価の2段階上げを材料に1年9カ月 ぶりの高値を付け、新日鉄住金も約2年ぶりの水準まで買われた。

JFE株は前営業日比11%高の2275円と2011年5月以来の水準まで 上昇し、新日鉄住金株も同9.0%高の278円と同3月以来の高値を記録。 終値はJFEが同227円(11%)高の2272円で、新日鉄住金は同19円 (7.5%)高の274円。神戸製鋼所の株も同9.3%高まで買われた。

大和証の五百旗頭治郎アナリストは1日付メモで、JFEを「3 (中立)」から「1(買い)」に格上げした。円安効果の本格発現など で来期(2014年3月期)は大幅な経常増益が見込めるとの見方が理由。

SMBC日興証券の原田一裕シニアアナリストは、JFEが1月末 に発表した昨年4-12月期決算を受けて市場では、鉄鋼各社の来期業績 が急回復するとの期待が強まったと指摘。「アベノミクスで国内需要拡 大や、円安による輸出改善が望める」と述べている。