住商:通期純利益を2300億円予想に減額、鋼材事業が苦戦-減益に

住友商事は4日、今期(2013年3月 期)連結純利益(国際会計基準)見通しを従来の2600億円から前期 比8.2%減の2300億円に下方修正すると発表した。アジアで鋼材事業が 苦戦していることやバナナ事業の落ち込みなどが響き、従来の増益予想 から減益予想となる。

ブルームバーグ・データによる今期純利益のアナリスト予想の平均 は2461億円だった。純利益予想の下方修正に伴い、期末配当も従来予想 の1株当たり26円から20円に引き下げた。年間配当は同45円(前期50 円)とする。

同日会見した濱田豊作副社長は「鋼管事業は堅調だが、中国やアジ ア、日本も含めた鋼材ビジネスの利益が予想をさらに下回る着地にな る」と述べ、下方修正の大きな要因だと説明した。

そのほか、価格低迷や販売数量の減少で豪州の石炭事業が落ち込む ほか、フィリピンでの台風被害の影響もあり15億円の持ち分利益を見込 んでいたバナナ事業は3億円の赤字に陥る見通し。米国での自動車タイ ヤの卸・小売り事業の利益も会社想定を引き下げた。

また、同日発表した12年4-12月期の連結純利益は前年同期比14% 減の1886億円だった。豪石炭事業が落ち込んだほか、資源価格の下落で ボリビアの銀・亜鉛・鉛事業も減益となるなど資源・化学品部門の減益 が響いた。

--取材協力:. Editors: 浅井秀樹, 杉本 等