欧州株:約3カ月ぶり大幅安、イタリアとスペインの不透明感で

4日の欧州株式相場は約3カ月ぶり の大幅安となった。スペインとイタリアの政局に再び不透明感が出てい る兆候を背景に両国の国債が下落し、両国の銀行株もこれに追随した。

スペインのサンタンデール銀行は半年ぶりの大幅安。ラホイ首相は 不正資金を受領したとの疑惑を否定した。イタリアのウニクレディトは 昨年6月以降で最大の下げ。月内に選挙が行われるイタリアでは、ベル ルスコーニ前首相の支持率が世論調査で、最有力のベルサニ民主党党首 との差を縮めた。スイスのプライベートバンク、ジュリアス・ベア・グ ループは3.1%下落。利益率の低下が売り材料。

ストックス欧州600指数は前週末比1.5%安の283.90で終了。昨年10 月23日以降で最もきつい下げとなった。年初来では依然1.5%上げてい る。

ナイト・キャピタル・ヨーロッパ(ロンドン)のストラテジスト、 イオアン・スミス氏は「スペイン国債利回りが12月以来の高水準に急速 に達した。スペイン政府に対する懸念が高まっているためだ」と述べ、 「スペイン政界に関する汚職疑惑に加え、月末近くのイタリア総選挙も 懸念材料となっている」と続けた。

この日の西欧市場ではギリシャとデンマークを除く16カ国で主要株 価指数が下落。イタリアのFTSE・MIB指数は4.5%安と、ここ6 カ月で最大の値下がり。スペインのIBEX35指数は3.8%下落。6営 業日続落で過去10カ月で最長となった。

原題:Europe Stocks Sink Most in Three Months on Spain, Italy Turmoil(抜粋)

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