オリックスが最終候補、ラボバンク資産運用部門の買収-関係者

オリックスがオランダの銀行ラボバ ンク・グループの資産運用部門ロベコ・グループ買収の最終候補に残っ ていると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

関係者のうちの2人によれば、オリックスはこれまで、オーストラ リア最大の投資銀行マッコーリー・グループ、プライベートエクイティ (PE、未公開株)投資会社ペルミラ・アドバイザーズと資産運用会社 アフィリエーテッド・マネジャーズ・グループの連合体の2者と競って いた。

交渉が非公開であることを理由に同関係者らが匿名で語ったところ によれば、ラボバンクとオリックスは向こう数カ月で最終的な結論を下 す可能性がある。関係者2人は昨年10月時点で、ロベコの落札額が20億 ユーロ(約2530億円)余りに上るもようだと語っていた。

リテール(小口金融)事業でオランダ最大手のラボバンクは、自社 の資本要件を満たすためにロベコの売却を図っている。同行のピート・ モアランド会長は昨年12月、銀行の財務健全性の指標である狭義の中核 的自己資本、コアTier1の比率を2016年までに14%に引き上げたい 意向を表明した。オリックスは海外事業強化に向けて欧州金融サービス 会社の資産などを買い進めている。

銀行負担

オランダ政府は1日、不動産関連の損失で経営難に陥っていた同国 4位の銀行SNSレアールを国有化した。同国の銀行国有化は08年以来 2行目。政府は今回の関連費用のうち10億ユーロ相当を自国の銀行に求 めた。ラボバンクはその約3分の1を来年、自行で負担することになる と見込んでいる。

ラボバンクのコアTier1比率は昨年6月末時点で12.7%で、今 年から段階的に導入される、より厳格化された銀行新規則「バーゼル 3」の資本要件を既に満たしている。

ラボバンク広報のレネ・ロマン氏は、ロベコに関する戦略的なオプ ションを検討していると述べるにとどめた。マッコーリーとペルミラは コメントを控えている。

事情に詳しい関係者によれば、ラボバンクは昨年4月、資産運用部 門に関する選択肢を検討していることを明らかにし、7月に入札手続き を開始した。同関係者らによると、同行とオリックスは金額面で合意で きなければ交渉を取りやめる意向。

ロベコは1929年創立で、2001年からラボバンクの完全子会社となっ た。運用資産額は昨年6月末時点で1790億ユーロで、機関投資家向け が51%を占める。同社ウェブサイトによると、社員数は14カ国で約1600 人。12年1-6月(上期)の利益は9700万ユーロで、前年同期の1 億500万ユーロから減少した。

原題:Orix Said to Be Last Bidder in Talks for Rabobank Unit Robeco(抜粋)

--取材協力:Brett Foley、Narayanan Somasundaram.