アイルランド中銀総裁:銀行救済の政府措置は過度に拡張的

アイルランドのホノハン中央銀行総 裁は1日、政府が銀行救済のために取ってきた措置は「過度に拡張的」 だと指摘し、中銀がこれに伴う政府負担を和らげることに取り組んでい ると明らかにした。

ホノハン総裁はダブリンで講演し、「持続可能な雇用改善を加速さ せるため、銀行損失を政府の監督下に置くとした過度に拡張的な決定が 下された。その結果としての債務増加の国家のバランスシートへの影響 を抑え、なだらかなものにするため、中銀は現在、国外のパートナーと 協力している」と述べた。発言内容は講演テキストで明らかになった。

アイルランドが2008年の不動産バブル崩壊後に銀行救済に投じた公 的資金は630億ユーロ(約7兆9800億円)に上る。

欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバーでもあるホノハン総 裁は、旧アングロ・アイリッシュ銀行(AIB)救済計画見直しをめぐ る新案をECBの会合に提出する方針。事情に詳しい関係者が1月29日 明らかにした。同じ日に語った関係者3人によると、ECB政策当局者 はホノハン総裁の最初の案を拒否している。

原題:Ireland’s Bank Bailouts Were ‘Overly Expansive,’ Honohan Says(抜粋)