オランダ:銀行4位のSNSを国有化、不動産関連で損失

オランダ政府は、同国4位の銀行、 SNSレアールを国有化した。同行は不動産関連の損失で経営が悪化し 破綻(はたん)の危機に見舞われた。オランダの銀行国有化は2008年以 来2行目。

財務省は1日、「SNSレアール・グループの安定化」を目的とし た救済に使う公的資金は37億ユーロ(約4700億円)だと発表した。不動 産ファイナンス部門は本体から切り離されるという。

ダイセルブルーム財務相は「全ての選択肢を詳細に検討した」が、 「最後の手段である国有化という方法を取るしかなかった」と語った。

同行は06年にABNアムロ・ホールディングの不動産ファイナンス 部門を買収したが、不動産融資の焦げ付きで打撃を受け、先に受けた救 済の資金返済と資本強化で苦戦していた。

オランダでは先に、フォルティスのオランダの銀行および保険部門 と、フォルティスが保有するABNアムロホールディングの持ち分を政 府が取得し国有銀行とした。

ケプラー・キャピタル・マーケッツのアナリスト、ブノア・ペトラ ルク氏(パリ在勤)は「オランダの保険・銀行業界のほぼ半分が今や国 有化されているという状態は懸念材料だ」と話した。

原題:SNS Nationalized in the Netherlands After Real Estate Losses (1)(抜粋)

--取材協力:Corina Ruhe、Fred Pals、John Glover.

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