ヤクルト株、2年ぶり下落率、ダノンTOBせずとの報道-東京市場

ヤクルト本社株が大幅続落。仏食品 大手ダノンが株の買い増しを求めていた問題で、同社がヤクルトに敵対 的TOB(株式公開買い付け)をする考えはないと伝わったことが材料 となった。

株価は一時、前日比9.1%安の3505円と2011年3月以来、約2年ぶ りの下落率を記録した。午後1時15分現在は同7.9%安の3550円。値下 がり率は東証1部上場市場で3位。

いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は「TOBの報 道で株価にプレミアムがついていたので、売りが出た。会社の正式な決 定としてTOBをしないという発表があれば、さらに下落する可能性は ある」と述べた。

ダノンはヤクルトとの交渉について、攻撃的なやり方は考えていな い、などと語ったという。日本経済新聞などの一部メディアが1日まで に、ダノンの法務担当責任者でヤクルト社外取締役のベルトランド・オ ースレイ氏の話として伝えた。

株の買い増し交渉をめぐっては、日経新聞が昨年4月、交渉が決裂 した場合はダノンがTOBを仕掛ける可能性もあると報じていた。

ダノンはヤクルト株20%を保有する筆頭株主。両社は04年に提携。 契約では昨年5月までダノンはヤクルト株を買い増すことはできないこ とになっていたが、現在は失効している。

ヤクルト広報の大森久貴氏は、「交渉の内容についてはコメントで きない。両社にとって最善の結論になるよう話し合いを続けている」と 述べた。ダノン側のコメントは現時点で得られていない。

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