フロンティア市場ファンドの運用成績好調-日米欧や新興国凌ぐ

最も未成熟なフロンティア市場中心 に投資する株式投資家は、指標となる指数を上回る運用成績を上げてお り、年間のリターンは世界のファンドより7ポイント以上高い。

マーク・モビアス氏のテンプルトン・フロンティア・マーケッツ・ ファンドなど、ベトナムからナイジェリア、ルーマニアまでさまざまな 国に投資する13本のファンドは、昨年のリターンが平均24%と、 MSCIフロンティア・マーケッツ指数の8.4%より高かった。これは S&P500種株価指数やストックス欧州600指数、TOPIX、MSCI 新興市場指数のいずれも上回る水準だ。

高い運用成績を上げているこうしたファンドは、大半の運用担当者 が投資を敬遠する国を訪問し、貴重な情報を使って割安株を購入してい る。ケニアのイースト・アフリカン・ブルワリーズやナイジェリアのア クセス・バンクといった企業は、ベルギーのアンハイザー・ブッシュ (AB)インベブや米バンク・オブ・アメリカ(BOA)など企業規模 が約50倍の先進国企業よりボラティリティ(変動性)が低く、高いリタ ーンを実現した。

フランクリン・テンプルトン・インベストメンツの運用担当者、カ ルロス・フォン・ハーデンバーグ氏(イスタンブール在勤)は1月16日 の電話インタビューで、「こうした企業は見落とされ、保有も少ない。 市場はかなり効率性に乏しい」と語った。同氏が運用に携わるフロンテ ィア市場のファンド(運用資産13億ドル=約1200億円)は昨年、24%の リターンを記録した。

ブルームバーグのデータによると、フロンティア市場ファンドは昨 年のリターンが24%。米国ファンドは14%、日本と新興市場のファンド はともに16%、欧州は17%にとどまっている。

原題:Best Stock Pickers Buying in Frontier Markets as U.S. Funds Lose(抜粋)

--取材協力:Chris Kay、Eric Ombok、Alexis Xydias.

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