中国:1月の製造業活動、拡大維持-追加刺激への慎重さ正当化

中国の製造業活動は1月に拡大し た。インフレ懸念が強まる中、当局が追加刺激策に慎重姿勢を取ること を支持する内容だった。

中国国家統計局と中国物流購買連合会が1日発表した1月の製造業 購買担当者指数(PMI)は50.4。昨年12月は50.6だった。1月分から 調査対象企業が従来の3倍余りに増えた。

英HSBCホールディングスとマークイット・エコノミクスが同日 発表した製造業PMI(改定値)は52.3と、12月の51.5から上昇し、2 年ぶり高水準となった。同指数の調査対象は統計局と連合会の指数より 少ない。両指数ともに、50を上回ると製造業活動の拡大を示す。

中国当局は昨年2回の利下げを実施したほか、投資プロジェクトの 承認も加速しているが、インフレを警戒し一段の追加刺激策を講じるこ とには慎重だ。統計局と連合会の製造業PMIは輸出受注の減少を示し ており、世界的な需要の強さへの懸念を浮き彫りにした。

未来資産証券(香港)の大中華圏担当チーフエコノミスト、ジョ イ・ヤン氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「中国 と、日本を除くアジアの大半の国々は、より中立的な政策スタンスに転 換しつつある」と指摘。7-12月(下期)には「成長に弾みをつける政 府サイドからの支えは失われることになり、民間部門と世界経済回復に 一段と頼る必要が出てくる」と述べた。

4カ月連続の拡大

統計局と連合会の製造業PMIは4カ月連続で50を上回った。ブル ームバーグ・ニュースがまとめた市場関係者33人の予想中央値(51)は 下回った。1月24日に発表されたHSBC指数の速報値は51.9、この日 の改定値の市場関係者12人の予想中央値は52だった。

中国政府の今週の発表によれば、温家宝首相はいかなる時もインフ レを過小評価できないと述べた。昨年12月の消費者物価指数(CPI) は同年5月以来の高い伸びとなった。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)の 中国担当チーフエコノミスト、ルイス・クイジス氏(香港在勤)は、こ の日の2つの製造業PMIの違いについて、「統計局と連合会のPMI の季節要因を調整する必要性を示した」と述べた。

中国国務院発展研究センターの張立群研究員は連合会の発表資料 で、「1月のPMIがわずかな低下だったことは、今後の経済成長が安 定的なものであることを示唆している」との見方を示した。

原題:China’s Manufacturing Sustained Expansion in January: Economy(抜粋)

--取材協力:Ailing Tan、Zheng Lifei、Edmond Lococo、Karl Lester M. Yap.

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