【個別銘柄】ソフバンク7日続伸、JT上昇、TDKと資生堂は大幅安

きょうの日本株市場で、株価変動材 料があった銘柄の終値は以下の通り。

ソフトバンク(9984):前日比5.7%高の3445円と7日続伸。1 月31日発表の2012年10-12月期の連結純利益は前年同期比2倍の659億 円となった。米アップルの人気端末「iPhone(アイフォーン)」 や「iPad(アイパッド)」の代行販売に伴うデータ通信収入増が続 いた。13年3月期の連結営業利益予想は7000億円以上で据え置き。孫正 義社長は決算説明会で、今年半ばに買収予定で当初赤字の米スプリン ト・ネクステルを含めた来期の営業益は7000億円前後だが、15年3月期 には8000億円超えると説明した。

JT(2914):4%高の2961円。13年3月期の連結営業利益は従来 計画の4930億円を上回り、前期比11%増の5110億円になる見通し、と1 月31日に発表した。期末配当は1株当たり30円から35円に引き上げ、年 間配当を65円とする方針。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、 投資判断を「アウトパフォーム」で継続し、目標株価を2900円から3200 円に引き上げた。金森淳一シニアアナリストは31日付リポートで、海外 たばこ事業の利益伸長は予想以上の推移、と指摘している。

シャープ(6753):5.8%高の329円。12年10-12月期の連結営業損 益は25億円前後の黒字(前年同期は244億円の赤字)になったもよう、 と1日付の日本経済新聞朝刊が報じた。従来は赤字を見込んでいたが、 販売好調なスマートフォンなど携帯電話事業がけん引し、5四半期ぶり に黒字転換したという。同社は同日午後に10-12月期営業損益が26億円 の黒字に転換したと発表した。

NEC(6701):8.5%高の242円。31日に12年4-12月期決算を発 表、10-12月期の連結営業損益は244億円の黒字(前年同期は82億円の 赤字)に転じた。13年3月期通期の連結営業益予想は前期比36%増 の1000億円と、従来の計画を据え置いた。

オリックス(8591):1.4%高の9910円。12年4-12月期の連結純 利益は前年同期比35%増の901億円だった、と前日発表した。事業投 資、リテールの好調に加え、海外、メンテナンスリースが高水準の利益 を確保したことが寄与した。13年3月通期見通しを従来の1000億円から 前期比28%増の1100億円に上方修正。不動産資産の圧縮で収益性が改善 しており、株主資本利益率(ROE)は前期の6.2%から7.7%への上昇 を見込む。

TOTO(5332):3.9%高の752円。堅調な国内住設事業や為替変 動の影響を踏まえ、13年3月期の連結純利益が従来予想を30億円上回 り、前期比73%増の160億円になる見通し、と前日発表した。

TDK(6762):6.8%安の3155円。エレクトロニクス市場で電子部 品の需要が想定より低調なため、13年3月期の連結営業利益は従来予想 を220億円下回り、前期比1.7%増の190億円になる見通し、と前日発表 した。期末配当予想も従来計画の40円から30円に引き下げた。

日本ガイシ(5333):7%安の991円。自動車関連における欧州市 場の低迷や北米トラック販売減速などの影響を踏まえ、13年3月期の連 結純利益見通しを従来比38%減の100億円に下方修正した。中国子会社 の減損損失も押し下げ要因。前期は354億円の赤字だった。

京セラ(6971):1.8%安の8120円。デジタルコンシューマー機器市 場や産業機械市場向けの部品需要低調が響き、13年3月期の連結営業利 益は従来予想を270億円下回り、前期比25%減の730億円になりそう、 と31日発表した。ブルームバーグのデータによるアナリスト19人の予想 平均は897億円だった。

資生堂(4911):7.3%安の1174円。第4四半期(1-3月)の海外 売上高動向や生産・研究開発拠点の再編に伴う損失などが影響し、13年 3月期の連結純利益予想を前期比28%減の105億円に下方修正すると31 日発表した。従来予想は220億円。

JVCケンウッド(6632):10%安の283円。13年3月期の連結営 業利益は従来予想を40億円下回り、前期比22%減の100億円になる見通 し、と1日午後2時に発表した。エンタテインメントを除く各事業で欧 州販売が不振、年末商戦でも挽回できなかったことなどが響く。年間配 当予想を前期比変わらずの1株5円と、従来計画の10円から減額。メリ ルリンチ日本証券は前日付で、投資判断を「中立」から「アンダーパフ ォーム」に、目標株価を329円から270円に引き下げる材料もあった。

住友電設(1949):9.8%高の1087円。13年3月期の連結営業利益 は従来予想を10億円上回る前期比24%増の84億円になる見通し、と1日 午後1時に発表した。海外での受注増に加え、想定より大幅に円安とな ったことが奏功する。

エーザイ(4523):3.8%安の3850円。認知症治療薬の「アリセプ ト」や抗がん剤「ハラヴェン」のグローバル売上高が伸び悩み、13年3 月期の連結営業利益は従来計画の870億円から前期比25%減の715億円に なる見通し、と1日午後1時に発表した。

七十七銀行(8341):2%高の401円。12年4-12月期の連結経常 利益は前年同期比2.2倍の223億円だった、と前日発表した。貸出金利息 の減少や連結子会社の収入減で経常収益は2.4%減ったが、与信関係費 用の減少などが寄与。今後の与信関係費の発生を保守的に見込み、前期 比横ばいの180億円とする13年3月通期計画は据え置いた。

牧野フライス製作所(6135):3.1%高の599円。12年4-12月期の 連結営業利益は前年同期比36%増の54億6400万円だった、と前日発表し た。受注が過去最高となるなど米国子会社の業績が自動車、航空機業界 の旺盛な設備投資需要を受け好調、国内も自動車の高効率エンジン向 け、微細電子部品金型向けなどが底堅い。前期比21%増の70億円で据え 置いた13年3月通期計画に対する進ちょく率は78%。

スターフライヤー(9206):2.1%安の2191円。12年4-12月期の 単独営業利益は前年同期比55%減の4億1300万円だった、と前日発表し た。福岡-羽田線の期を通しての運航、北九州-韓国釜山線の就航など で旅客数が増え、営業収益は15%伸びたが、運航費用の増加、新規線の 航空機材費や人件費など先行費用負担が響いた。前期比55%減の5 億2500万円で据え置いた13年3月通期計画に対する進ちょく率は79%。 第3四半期累計期間の定時出発率は94.5%と、年間目標値を0.5ポイン ト下回る。

トリドール(3397):7.9%安の1042円。12年4-12月期の連結営 業利益は前年同期比1.8%減の52億400万円だった、と前日発表した。セ ルフうどん業態の「丸亀製麺」で計109店舗出店するなど、新規出店効 果で売上高は15%伸びたが、販売・一般管理費が2割増え採算性が悪化 した。前期比19%増の80億4000万円で据え置いた13年3月通期計画に対 する進ちょく率は65%。