ドイツ銀:増資回避の見込み-JPモルガンが投資判断上げ

ドイツ銀行は増資をせずに資本基盤 を強化できそうだ。アンシュー・ジェイン共同最高経営者(CEO)の 言葉が投資家を信用させ始めている。

ジェインCEOは1月31日の赤字決算発表後、増資を避ける決意を 示し、昨年10-12月(第4四半期)の21億7000万ユーロ(約2725億円) の赤字計上は同行の新経営陣が「痛み」も辞さないことの表れだと語っ た。

同CEOは記者会見で「われわれは損失計上を辞さない。株価が現 在、純資産価値を下回って推移していることを考えれば、増資は株主の 利益にならないと考えている」と語った。

ドイツ銀の株価純資産倍率は0.65倍。1日のフランクフルト市場で 株価は前日の2.9%高からさらに上昇し、現地時間午前9時26分現在 は38.39ユーロ。一時1.4%高となった。

1月31日の発表によると、ドイツ銀の昨年12月31日時点のコアTi er1(狭義の中核的自己資本)比率は8%と、同行の目標の7.2%を 上回っていた。

JPモルガン・チェースのアナリスト、キアン・アボホセイン氏は 1月31日、ドイツ銀株の投資判断を「ニュートラル(中立)」とし、 「アンダーウエート」から引き上げた。新経営陣が「ドイツ銀の過去の 遺産問題に対応し始めている」と評価した。

原題:Deutsche Bank Avoids Share Sale as Jain Follows Path of Pain (1)(抜粋)

--取材協力:Elena Logutenkova、Joseph de Weck、Mark Bentley、Guy Johnson.