世界の社債発行額:1月としては過去最高-低金利効果

欧米やアジアなどの世界各市場で社 債発行が加速している。社債発行額は2012年に過去最高を記録し、1月 に入っても同月としては最高水準に達するなど企業の発行意欲は旺盛。 借り入れコストが過去最低水準近辺となっている現在の市場環境を企業 が好機ととらえているからだ。

ブルームバーグの集計データによると、米複合企業ゼネラル・エレ クトリック(GE)や資産家ウォーレン・バフェット氏率いる投資・保 険会社バークシャー・ハサウェイなど世界の企業が1月に発行した社債 は4123億ドル(約38兆円)と、昨年12月の2260億ドルから増加。2009年 1月の4072億ドルを上回った。昨年の社債発行額は前年比20.5%増の3 兆9600億ドルだった。

企業の財務担当者が社債市場での調達を急いでいることについて、 バンク・オブ・アメリカ(BOA)は、債券から株式への「無秩序なシ フト」により、借り入れコストが急上昇する恐れがあることが背景にあ ると指摘している。

RSインベストメンツの運用担当者、マーク・グロース氏は電話イ ンタビューで、「市場は明らかに活気付いているため、発行する企業が 相次いでいる」と指摘。「市場は発行体を受け入れており、市場に消化 疲れが出るまではこうした状況が続く」との見方を示した。

発行が増加している一方で、社債の今月のリターンは1年2カ月ぶ りのマイナスとなりそうだ。BOAメリルリンチのグローバル・コーポ レート・アンド・ハイ・イールド指数によれば、世界の社債は今月30日 時点でマイナス0.4%。マイナスとなるのは2011年11月(マイナ ス1.98%)以来。

原題:Bond Sales Globally Reach Busiest January After Record Year (1)(抜粋)

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