英大手4行、金利デリバティブ不当販売で賠償7200億円も

バークレイズとロイヤル・バンク・ オブ・スコットランド・グループ(RBS)、ロイズ・バンキング・グ ループ、HSBCホールディングスの英大手銀行4行は、金利デリバテ ィブ(金融派生商品)の不当販売をめぐり中小企業に最大50億ポンド (約7200億円)の賠償金支払いを余儀なくされる恐れがある。英金融サ ービス機構(FSA)が調査し「重大な問題点」を発見したためだ。

銀行のうち3行はこの問題に絡み計7億4000万ポンド程度の引当金 を積んでいるが、FSAが問題を指摘したことから賠償額はこれよりも はるかに高くなる公算があるとアナリストはみている。

英銀は個人向け融資の支払保障保険の不当販売でも賠償金支払いが まだ終わっていない。デリバティブ販売問題をめぐりさらに巨額の支払 い負担がこれに加わる可能性がある。支払保障保険に関しては既に100 億ポンド以上を引き当てている。支払保障保険は病気や失業の際に住宅 ローンやクレジットカード・ローンの返済を肩代わりする保険。

金利デリバティブの販売に関して、バークレイズは最大25億ポンド の賠償金を支払う可能性があると、リバラム・キャピタルの銀行アナリ スト、コーマック・リーチ氏は試算する。HSBCとRBSは5億-10 億ポンド、ロイズは2億5000万-5億ポンド程度と同氏はみている。

各行によると、バークレイズは4億5000万ポンド、HSBCは2 億4000万ポンド、RBSは5000万ポンドを引き当て済み。

また、バーンスティーン・リサーチのアナリスト、キランタン・バ ルア氏によれば、ロイズの引当額は9000万ポンド程度。

FSAが金融知識の豊富でない顧客173社へのデリバティブ販売を 調査したところ、その90%以上が規則に従っていなかったという。

原題:Barclays, RBS May Pay Billions Over Improper Derivatives Sales(抜粋)

--取材協力:Gonzalo Vina、Howard Mustoe.

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