米国債とMBSの購入縮小はまだ先-FOMC声明が示唆

バーナンキ米連邦準備制度理事会 (FRB)議長は、低迷が続く景気を支え失業率を押し下げるため 月850億ドル(約7兆7300億円)の資産購入を縮小する段階までまだ近 づいていないことを示唆した。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は29、30日両日開催の会合後、 世界の金融市場での緊張はいくらか和らいだものの「景気見通しに下振 れリスクがあると引き続き認識している」との声明を発表。「経済活動 の伸びは天候に関連した混乱や他の一時的な要因が大きく影響」したと し、「適切な政策緩和」に反応し、景気が上向き、失業率が低下すると の認識を示した。

ジェフリーズのチーフ金融エコノミストで元リッチモンド連銀エコ ノミストのウォード・マッカーシー氏(ニューヨーク在勤)は、「この 声明の全てが月850億ドルの資産購入が続き、雇用市場が望む状況にな ったとFOMCが満足するまでにはまだ進むべき道が残っていることを 示している」と述べた。

昨年12月のFOMC議事録では、月450億ドルの米国債と月400億ド ルの住宅ローン担保証券(MBS)の市場からの買い入れをいつ終了す るかについて議論されいることが示唆されていた。

連邦準備制度で国際金融を担当していた経歴を持つジョゼフ・ギャ グノン氏は、30日発表の声明のトーンは「市場が12月の議事録に過剰反 応したことを示唆している」とし、FOMCが資産購入抑制に傾いてい たと過大評価していたとの見方を示した。

原題:Bernanke Dissatisfied With Growth Will Press on With Pace of QE(抜粋)

--取材協力:Steve Matthews、Craig Torres、Caroline Salas Gage.

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