MS&AD:傘下損保を再編、14年4月から海外事業や管理部門統合

MS&ADインシュアランスグルー プホールディングスは31日、傘下の三井住友海上火災保険とあいおいニ ッセイ同和損害保険を機能別に再編すると発表した。基本的には14年4 月から海外事業や管理部門などを統合したうえで、一部商品は得意分野 ごとにそれぞれの損保に集約するなど、効率化を図る。主力の自動車保 険や火災保険については、両社それぞれが販売する。

MS&ADの江頭敏明社長は、同日の記者会見で「現時点では、機 能別再編でベストを尽くすが、もっと良い方法があれば時代に沿って考 えていく」という。あいおいニッセイ同和損保の鈴木久仁社長は「事業 戦略上の強みをさらに強化する事業別再編がベストと判断した」と述べ た。拠点の共同利用や本社機能の再編など、可能なものは準備が整い次 第実施する。

三井住友海上の柄澤康喜社長によると、今回の再編効果はグループ で400-500億円。自動車保険や火災保険については、商品の基盤は統合 して効率化するが、あいおいニッセイ同和の鈴木社長は「実際に提供す る商品・サービスは顧客ニーズにあった多様な商品をそれぞれの会社が 提供する」と説明した。

また、その他の商品では、船舶や貨物・運送、航空・宇宙の各保険 は三井住友海上に集約化するなど、両損保に振り分ける。

MS&ADは10年4月にあいおいニッセイ同和と三井住友海上グル ープホールディングスが経営統合して発足。持ち株会社の傘下には損保 では、三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損保、三井ダイレ クト損保がぶら下る。今回の再編は「経営統合の第2段階」と位置付け られている。

14年3月期までの経営計画では、連結純利益からキャピタル損益な どを差し引いた利益で1100億円、連結正味収入保険料2兆7000億円を目 指している。

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