ソフバンク:10-12月純利益2倍、iPhone効果続く

国内通信3位ソフトバンクの昨年10 -12月期の純利益は前年同期比2.0倍の659億円となった。米アップルの 人気端末「iPhone(アイフォーン)」や「iPad(アイパッ ド)」の代行販売に伴うデータ通信収入増が続いた。営業利益は同24% 増の1974億円。

今期の営業益予想は7000億円以上で据え置いた。ブルームバーグ・ データによるアナリスト18人の予想平均は7390億円。会見した孫正義社 長は、今年半ばに買収予定で現状では赤字の米スプリント・ネクステル を除いた国内部門の営業利益が、携帯電話の顧客基盤拡大などを追い風 に、来期は8000億円台に達するとの見通しを示した。

同社長によるとこの試算は、来期から任意適用する国際会計基準 (IFRS)に沿ったもので、スプリントの収益を反映すれば7000億円 前後の見込み。201億ドルに上る買収資金については現行のレートより も円高な「1ドル=82.2円」でヘッジを完了させたため、現在の水準で ドルを調達する場合よりも2000億円近くを節約できた、と語った。

クレディ・スイス証券の早川仁アナリストは、携帯だけでなく全部 門の収益が伸びていると評価。今期営業益についても「上方修正は無か ったが、7000億円台半ばから後半まで行くのではないか」と述べた。

スプリント買収をめぐっては29日に米司法省が国家安全保障と法執 行の観点から、買収計画を審査している連邦通信委員会(FCC)に判 断を先送りするよう要請した。孫社長はこの点について「通常のプロセ スで、想定の範囲内」と述べた。

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