787型機検査、最終試験はボーイング依存-米体制追い付かず

米ボーイングの787型機とその最新 技術の安全性を認定する際、米連邦航空局(FAA)は最終試験の監督 と保証で同社のエンジニアに依存していた。

FAAは長年こうした点検方法を取ってきたが、政府監査では、監 督が不十分で過失につながる場合もあったと指摘されている。FAA は2005年にボーイングや他の航空機メーカーに対し、最終試験に当たる エンジニアを自社で選ぶことを認めた。それ以前はFAAが選出してい た。

米運輸安全委員会(NTSB)委員長を務めたジム・ホール氏はイ ンタビューで、「そこに矛盾が内在していることに誰もが気付いている と思う」と述べた。FAAとNTSBは現在、787型機の承認プロセス の見直しを進めている。リチウムイオンバッテリーの使用を認めた際の 試験方法も再検討の対象だ。

ホール氏によれば、FAAは予算不足のため、全ての試験と承認手 続きを自前で行うだけの十分なエンジニアを確保できない。FAA元幹 部や航空エンジニアへのインタビューによれば、最新の設計技術を評価 する十分な専門知識をFAAが備えていないこともあるという。

FAAが電子メールで発表した資料によれば、FAAは外部のエン ジニアによる決定を覆すことが可能だ。

原題:FAA Dreamliner Inspections Reveal 787 Checks Were Left to Boeing(抜粋)

--取材協力:Susanna Ray.

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