マリで横行の武装勢力による性的暴行、和平交渉で重視されず

アフリカのマリ北部を支配していた 武装勢力は、13歳の少女と引き換えに14ドル(約1270円)相当を支払う と申し出た。少女の家族は断ったが、武装勢力はこの少女を連れ去っ た。

1週間後、少女は監禁された状態で死亡していた。武装勢力に繰り 返し性的暴行を受けていた。

昨年4月に発生したこの事件は、国連が過去1年間に記録した数百 件の確認事例のうち一つにすぎない。国連の調査で武装勢力による性的 暴行が明るみに出た。武装勢力はアルカイダ系のイスラム勢力ではな く、大半が遊牧民トゥアレグ族の反政府分離主義勢力で、マリ国内の人 影まばらな過疎地を占拠している間にこれらの事件を引き起こした。

9カ月後、フランス軍の侵攻に伴い、反政府勢力は砂漠地帯に消え た。農業や牛の放牧を営む地域の女性に対する性的暴行記録は、今後の 和平交渉でも無視される可能性が高い。性的暴行は戦時の武器としての 役割を果たしている。国連の戸別訪問などの調査では昨年、211件の性 的暴行が報告されている。

原題:Sexual Violence in Mali Largely Ignored in Peace Talks Efforts(抜粋)

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