米国の農業ブーム、雇用増にはつながらず-農地統合で省力化

米イリノイ州南部でケビン・リーフ ァーさんと息子のカークさんが運営している農場は、マネジャーを1人 も増やすことなく数十年間にわたって拡大を続けている。農業ブームの 中で関連職種の雇用は減少している。

ケビンさんによると、一家が保有する3600エーカーの農地では主に トウモロコシや小麦、大豆が栽培されている。40年以上前には約30区画 に分かれ個々に運営されていた。セントルイスの南方約64キロメートル に位置するこの農業地帯からは次々と農家が転居していき最終的に一つ に統合された。

老朽化したトラクターに代わり耕作能力が高く小型オフィスとして も機能する農業機械が測位システムで自動制御されている。農作業中も 携帯電話でコミュニケーションを取ることができる。

ケビンさん(58)は「それほど労働力がなくてもできることは多 い。統合は急速に進んでいる」と語る。

米国の農業ブームは衰える兆しがほとんどないが、雇用機会の増加 にはつながっていない。米労働統計局によると、農場や牧場の労働者な ど農業関連のマネジャーは、省力化傾向に伴い2020年までに最も急減が 予想される職種で、約120万人のうち20年までに約9万6000人の雇用が 失われるとみられている。就労者の減少が予想される上位20職種のうち 農業マネジャーの年収の中央値は6万ドル(約550万円)以上と、最も 高い。

原題:Farm Profits Boom Amid Employment Bust as Owners Automate: Jobs(抜粋)

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