債券は過去55年で最も「買われ過ぎ」-ルーミスのファス氏

「ルーミス・セイレス・ボンド・フ ァンド」で過去3年間に同種ファンドの98%を上回る運用成績を上げた ダニエル・ファス氏は、債券相場は自身の55年間のキャリアで最も「買 われ過ぎている」との見方を示した。同氏は英個人投資家向けファンド の設定を準備している。

米ボストンの資産運用会社ルーミス・セイレスの副会長を務めるフ ァス氏(79)はロンドンでのインタビューで、「私のビジネス経験上で は今が最も買われ過ぎだ」と述べ、「私が顧客に言っているのは、『こ の世の終わりではないが、どうか今は金を借りてまで債券を買わないで ほしい』ということだ」と語った。

欧州債務危機の深刻化や世界経済の失速懸念の強まりを背景に、米 国やドイツ、英国、オーストラリアの国債利回りは昨年、過去最低を付 けた。米連邦準備制度理事会(FRB)や日銀、イングランド銀行(英 中銀)など各国中銀は景気てこ入れのため、国債の買い入れを通じて金 利に圧力をかけた。

昨年7月に過去最低の1.38%を付けた10年物米国債利回りは、ロン ドン時間30日午後3時50分時点で2.02%。過去10年の平均は3.64%。10 年物独国債利回りは昨年1.13%に低下し、過去10年の平均の3.36%の半 分以下となった。

アイゼンハワー政権時代に投資ビジネスに入ったというファス氏は 「世界は変化しつつある」と述べ、「中銀の債券購入による超低金利の 時期は終わりつつある。金利は上向くだろう」との見方を示した。

原題:Bonds Most ‘Overbought’ in 55 Years, Loomis Sayles’s Fuss Says(抜粋)

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