バークレイズ前CEO、常識外れの報酬見直しに消極的-証言

英銀2位のバークレイズのロバー ト・ダイアモンド前最高経営責任者(CEO)は、投資銀行部門のバン カーを守ろうとするあまり「常識外れの」報酬の水準を見直す取り組み に消極的だったことが、同行の報酬委員会の委員長を務めたアリソン・ カーンワス氏の証言で明らかになった。

カーンワス氏は英議会の銀行規範に関する委員会に提出した文書 で、ダイアモンド氏が2011年1月にCEOに昇格した際、報酬に関する 行員への明確な説明を求めたとした上で、「ダイアモンド氏はこれを渋 り、バークレイズの報酬が投資銀行部門で特に高いという事実を受け入 れようとしなかった。バークレイズは過度の忍耐を株主に強いる一方、 政治的・経済的環境に十分敏感でなかった」と振り返った。

バークレイズがロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作 をめぐって2億9000万ポンド(現在の為替レートで約417億円)の制裁 金の支払いに応じ、経営トップ3人が辞任した後、カーンワス氏も同行 を去った。バークレイズが利益目標を達成できない一方で行員を優遇し ているとの投資家の批判が高まる中で、カーンワス氏を非常勤取締役に 再任することに昨年4月時点で株主の約21%が反対した。

カーンワス氏はダイアモンド氏について、「周囲の人々を報酬面で 優遇することで忠誠が得られると考えたのではないか」との見方を示 し、「必要以上だったように私には思える」と指摘した。

原題:Barclays Diamond Reluctant to Tackle Bonus, Ex-Director Says (1)(抜粋)

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