【個別銘柄】三井住友FG急伸、任天堂は安い、川崎重やNRIに買い

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きょうの日本株市場で、株価変動材 料があった銘柄の終値は以下の通り。

三井住友フィナンシャルグループ(8316):前日比5.2%高の3670 円と、大幅に6日続伸。4-12月期の連結純利益は前年同期比34%増 の5504億円だった、と30日発表した。海外融資の伸びに伴う資金利益の 拡大や、保険商品の販売手数料の増加などが貢献。プロミスの完全子会 社化も寄与した。ジェフリーズ証券では投資判断を「ホールド」から 「買い」に、目標株価を2700円から4500円に引き上げた。アナリストの マカリム・サルマン氏らは、消費者金融と証券の好調は持続へ、と31日 付英文リポートに記述した。

任天堂(7974):4.6%安の8920円。2013年3月期の連結営業損益 は200億円の赤字(前期は373億円の赤字)になる見通し、と30日発表し た。従来予想は200億円の黒字だった。再建に向け昨年11月に投入した 据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー) U」販売が年初から失速した ことが響く。クレディ・スイス証券の土屋俊祐アナリストは、下方修正 でも悪材料出尽くしとならず、とリポートで指摘。在庫の重さや3DS タイレシオ(ソフト販売本数をハード販売台数で割った値)の低さなど 今後にリスクを残した、としている。

アドバンテスト(6857):1.8%安の1241円。13年3月期の連結営 業利益が25億円(前期は8億3700万円)になる見通し、と30日発表し た。従来予想の60億-160億円から下方修正となった。事前にまとめた ブルームバーグによるアナリスト15人の予想平均値は62億円。クレデ ィ・スイス証券の前川英之アナリストは「決算の印象は想定通りネガテ ィブ」とリポートで指摘、投資判断「アンダーパフォーム」を継続し た。

ダイハツ工業(7262):3.6%安の1902円。きょう午後1時30分公 表の13年3月期の連結営業利益見通しは前期比13%増の1300億円となっ た。前回予想(1200億円)からは8.3%の上方修正だが、ブルームバー グ・データによるアナリスト19人の予想平均値1304億円とほぼ同水準だ った。

川崎重工業(7012):午後に値を切り上げ、7.2%高の283円で終え た。13年3月期の連結営業利益は従来予想を40億円上回り、前期比30% 減の400億円になりそう、と31日午後1時に発表した。精密機械事業で 需要低迷続くものの、想定為替レートを1ドル=85円(従来は80円)、 1ユーロ=110円(同100円)に見直したことが寄与する。

大正製薬ホールディングス(4581):2%安の6310円。13年3月期 の連結営業利益見通しを従来の365億円から、前期比7.6%減の355億円 に減額修正する、と31日午後0時30分に発表した。「リポビタンシリー ズ」の売り上げ状況などを踏まえ、セルフメディケーション事業の売上 高予想を引き下げたことが響く。ブルームバーグ・データによると、ア ナリスト10人の事前の通期営業利益予想の平均は376億円だった。

マキタ(6586):2.8%高の4455円。13年3月期の連結営業利益予 想を従来の415億円から、前期比8.1%減の446億円に引き上げると31日 午後1時40分に発表した。第4四半期の前提為替レートを1ドル=86円 (前回78円)、1ユーロ=115円(同99円)に変更。ブルームバーグ・ データによると、アナリスト18人による通期営業益予想の平均は445億 円だった。

一休(2450):2.5%高の8万9200円。13年3月期の単独営業利益 見通しを14億4000万円から前期比5割増の15億3200万円に上方修正す る、と30日に発表した。宿泊予約サイト「一休.com」の販売取扱高が想 定以上に伸びており、広告宣伝費の増加などを吸収する。1株当た り1100円としていた期末配当計画も1300円に増やす。

スタンレー電気(6923):4.4%高の1495円。中国での事業環境を 踏まえ、未定としていた13年3月期の連結業績計画を30日に公表、営業 利益で前期比4%増の275億円と見込んだ。同時に示した12年4-12月 期の連結営業利益は前年同期比15%増の180億円。アジア新興国での二 輪車減産、中国での日系自動車メーカー減産の影響から自動車機器事業 は低調だったが、LEDや液晶などコンポーネンツ事業、電子応用製品 事業が大きく利益を伸ばした。

ショーワ(7274):8.4%高の982円。12年4-12月期の連結営業利 益は前年同期比84%増の103億円だった、と30日に発表した。二輪車用 製品がブラジル、インドネシアで減ったものの、国内や北米、アジアで の四輪車用製品の好調が全体の売り上げを押し上げた。前期比67%増 の125億円を見込む13年3月通期計画に対する進ちょく率は82%。三菱 UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「アウトパフォーム」、 目標株価1000円を継続した。

野村総合研究所(NRI、4307):7.1%高の2095円。4-12月期 の連結業績は、売上高が前年同期比6.5%増の2604億円、営業利益が 同2.2%増の313億円だったと30日発表した。主力の金融ITソリューシ ョン事業では、証券業向け開発・製品販売が伸びた。13年3月期通期の 業績予想は据え置いた。通期連結営業利益は前期比4.3%増の450億円を 見込む。

日野自動車(7205):1.7%高の960円。インドネシアやタイでの需 要増加を反映させ、13年3月期の連結営業利益予想を530億円から600億 円に上方修正する、と30日発表した。修正後の営業益は前期比では6割 増となる。

スタートトゥデイ(3092):ストップ高に当たる150円(21%)高 の880円。第3四半期決算を30日発表した。クレディ・スイス証券の山 手剛人アナリストは、12年10-12月連結営業利益は25%増の26億円と同 証予想(24億円)を上回って着地し、印象はポジティブ、と同日付リポ ートに記述。会社側による通期予想の下方修正も驚きなしで、下方修正 値は保守的との認識を示す。同証による13年3月期通期の連結営業利益 予想は88億円(会社計画78億円)。

ヒロセ電機(6806):1.4%安の1万870円。クレディ・スイス証券 が投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。目標 株価は9500円から1万円に変更。金本昭典アナリストは30日付リポート で、自社株買い発表の可能性もあるが、韓国系スマートフォン拡大は株 価に織り込み済み、と指摘。韓国系スマホのさらなる売り上げ拡大には 固定費増を伴う能力増強が必要、同売上高上振れによる業績アップサイ ドは限定的との見方を示す。

オムロン(6645):1.7%高の2174円。12年4-12月期の連結純利 益は前年同期比78%増の207億円だった、と30日発表した。また、M& A(合併・買収)や事業強化などに活用する目的で保有していた自己株 の一部を株主利益増大のために消却するとも発表、発行済み株式総数 の5.02%に相当する自己株1200万株を2月末に消却する方針を示した。 引き続きM&Aなどを検討していくとしている。

日立建機(6305):3.4%高の2099円。CLSAアジアパシフィッ ク・マーケッツが投資判断を「アンダーパフォーム」から「アウトパフ ォーム」に、目標株価を1350円から2300円に引き上げた。アナリストの エドワード・ボーレー氏らは、新たな想定為替レートと13年半ば以降の 業績改善見通しを反映、と30日付英文リポートに記述。14年3月期の連 結営業利益予想を450億円から630億円に引き上げた。

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