米国防支出が急減、ベトナム戦争以来最大の落ち込み

米国防支出は昨年10-12月に急減し た。3月1日に始まる自動的な歳出削減による経済への悪影響を示唆す るものだ。

米商務省は30日、国防支出が前期比年率22%減少したと発表した。 これについて米経済諮問委員会(CEA)のクルーガー委員長は同日の ブログへの投稿記事で、「自動的な歳出削減に関する不確実性」が響い た公算が大きいと指摘した。

10-12月の国防支出減少は、ベトナム戦争終盤で軍事費が減っ た1972年以来最大。国防支出の落ち込みは2つの戦争収束に加え、10年 間で4870億ドルの削減計画を反映している可能性がある。国防総省によ ると、自動的な歳出削減は今年度に計450億ドルに達する可能性があ る。

ブルームバーグ・ガバメントのアナリスト、ケビン・ブランカト氏 (ワシントン在勤)は、10-12月の国防支出減少は前期の支出増加も一 因とみている。国防総省の当局者が予算を使い切ろうとするため、財政 年度末の7-9月期に支出が最も多くなる傾向がある。

国防総省の報道官は、自動的な歳出削減が発動されるとの見通しが 国防支出縮小につながったとの指摘について、同省当局者の見方とは一 致しないと述べた。

原題:Defense Spending Plummets in Biggest Decline Since Vietnam (1)(抜粋)

--取材協力:Danielle Ivory、Tony Capaccio、Gopal Ratnam.

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