みずほFG:海外融資が拡大、4-12月純利益45%増の3918億円

みずほフィナンシャルグループの4 -12月期の連結純利益は、前年同期比45%増の3918億円だった。国債の 売買関連収益が好調だったほか、海外融資の拡大などに伴い資金利益が 増加した。証券子会社の黒字転換も寄与した。通期業績予想は5000億円 を据え置いた。東証などで31日開示した。

ブルームバーグ・ニュースが集計したアナリスト8人の純利益予想 の平均値は3930億円だった。通期予想に対する4-12月(9カ月)の進 捗率は78%に達した。子会社のみずほ証券が95億円の最終利益を確保、 前年同期の634億円の赤字から転換したことなども貢献した。10-12月 分の連結純利益は前年同期に比べて約12倍の2075億円だった。

みずほは今年7月に法人専門のみずほコーポレート銀行と個人向け のみずほ銀行を統合する計画で佐藤康博社長は2月に次期中期経営計画 の骨子を示す意向だ。安倍晋三政権発足前から株式相場回復や円安・ド ル高が進む中、日銀統計によると、12月の都銀(大手11行)の融資が3 年2カ月ぶりにプラスに転じるなど経営環境も改善している。

4-12月期は本業のもうけを示す連結業務純益が38%増の7154億円 だった。連結粗利益は11%増の1兆6297億円、資金利益は1.6%増 の8025億円、役務取引等利益は7.1%増の3377億円、その他業務利益 は42%増の3022億円だった。与信関係費用は320億円(前年同期は103億 円の戻り益)となった。

トップライン

ドイツ証券の山田能伸シニアアナリストは、みずほFGなど大手銀 行グループの決算について、「トップラインが減少するという投資家の イメージは過去のものになりつつある」と指摘。貸し出し利息など資金 利益や金融商品の販売手数料が増えている点を評価した上で、今後も海 外融資の伸びなどで収益拡大が期待できるとみている。

みずほの株式等関係損益は、ほぼ前年同期並みとなる1075億円の損 失だった。株式市況の回復で第2四半期比(4-9月)では1201億円改 善した。10-12月の日経平均株価は18%上昇した。

30日に発表した三井住友フィナンシャルグループの2002年4-12月 期の純利益は、海外融資の伸びに伴う資金利益の拡大や保険商品の販売 手数料の増加などで、前年同期比34%増の5504億円となった。

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