第4四半期米GDP:今拡大局面で初の減少-国防と在庫響く

昨年10-12月(第4四半期)の米経 済は今回の景気拡大局面で初めてマイナスに落ち込んだ。国防支出の減 少と、在庫のマイナス寄与が背景にある。

米商務省が30日に発表した2012年第4四半期の実質国内総生産( GDP、季節調整済み、年率)速報値は前期比0.1%減少した。マイナ スは今回の景気拡大期が始まった2009年第3四半期以降で初めて。ブル ームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値は1.1%増 だった。

2012年のGDPは2.2%の増加だった。11年は1.8%増。

第4四半期の政府支出は6.6%減で、GDPへの寄与度はマイナ ス1.3ポイントとなった。特に国防支出は22.2%減少した。これは1972 年以降で最大のマイナス。

在庫投資は200億ドルと、7-9月(第3四半期)の603億ドルから 伸びが縮小した。この結果、GDP寄与度はマイナス1.3ポイントとな った。

輸出は5.7%減少と、09年1-3月(第1四半期)以来の大幅なマ イナス。純輸出のGDP寄与度はマイナス0.25ポイント。

個人消費先行きに影

一方、個人消費は2.2%増と、第3四半期(1.6%増)から伸びが加 速した。GDPへの寄与度は1.5ポイント。内容を見ると、耐久財が自 動車を中心に14%増えたことが押し上げ要因。

個人消費の64%を占めるサービスは0.9%増にとどまった。食品や ガソリンなど生活に欠かせない項目はマイナスが目立ち、非耐久財項目 は0.4%増と低迷している。

最近の経済指標では、消費者信頼感および個人消費が今年1-3月 (第1四半期)に減速する可能性が示唆されている。これには、財政政 策面での変更も影響している。議会は1月1日、幅広い所得税増税を回 避する一方で、社会保障年金基金に充当する給与税の税率を4.2%か ら6.2%に戻すことを容認した。

企業の設備投資では機器・ソフトウエアへの投資が12.4%増で、 GDP寄与度は0.86ポイントとなった。

住宅建設は15.3%増。12年通年では11.9%増と、92年以来で最大の 伸びとなった。

食品とエネルギーを除く個人消費支出(PCE)価格指数は第4四 半期に前期比年率で0.9%上昇と、前四半期(1.1%上昇)から伸びが鈍 化した。

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原題:Economy in U.S. Contracts as Defense Spending Slumps (4) (抜粋)

--取材協力:Chris Middleton.

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