韓国LG電子:10-12月、予想外の赤字-制裁金やウォン高重し

世界2位のテレビメーカー、韓国の LG電子の昨年10-12月(第4四半期)決算は、市場予想に反して赤字 となった。ブラウン管の価格カルテル問題をめぐる欧州連合(EU)の 制裁金や同社製品への需要減、通貨ウォン高が響いた。

30日の発表資料によれば、純損益は4680億ウォン(約390億円)の 赤字。ブルームバーグがまとめたアナリスト21人の予想平均は888億ウ ォンの黒字だった。2011年10-12月の1120億ウォンの赤字に比べても赤 字幅が拡大した。売上高は13兆5000億ウォン。

LG電子や同じ韓国のサムスン電子などは、伸びが鈍化している世 界のテレビ市場で日本企業と競争する上でウォン高の打撃を受けてい る。EUはブラウン管カルテル問題をめぐる業界全体の調査で、昨年12 月にLG電子に4億9160万ユーロ(約600億円)の制裁金を科した。同 社は売り上げの約半分をテレビで稼いでいる。

韓国の東洋証券のアナリスト、チェ・ナムコン氏(ソウル在勤)は 決算発表前、「世界経済は依然として脆弱(ぜいじゃく)なため、テレ ビ事業が短期的に大幅な回復を示す可能性は低い」と指摘。「円安もマ イナスに働く」と話していた。

10-12月の営業損益は1072億ウォンの黒字。同社は売り上げの 約80%を海外に依存する。

同社はまた、13年通期の売上高について53兆5000億ウォンとの見通 しを示した。12年通期では売上高が51兆ウォン、純損益は910億ウォン の黒字だった。

原題:LG Electronics Posts Wider Loss on EU Fines, TV Demand Slump (1)(抜粋)

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