米デル創業者、自社買収で900億円の自己資金投入へ-関係者

パソコン(PC)メーカー、米デル の創業者であるマイケル・デル氏は、自社買収に最大10億ドル(約909 億円)の自己資金を充て、既に保有する株式15.7%と合わせて過半数株 式の取得を目指す。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

協議は非公開だとして関係者が匿名を条件に語ったところによる と、デル氏は自社買収のエクイティファイナンスで5億-10億ドル分を 拠出する可能性がある。事情に詳しい複数の関係者によれば、1984年創 業のデル社は米シルバーレーク・マネジメントなどが参加する自社買収 でまとまりつつある。マイクロソフトが買収資金の一部を拠出する可能 性もある。

PC販売が減少し業界全体にモバイルやクラウド・コンピューティ ングにシフトする中で、デル最高経営責任者(CEO)が同社の株式を 非公開にし、持ち株比率を50%超にすれば、株価変動の不安がなくな り、株主の厳しい目にさらされずに同社の立て直しが可能になる。

29日終値ベースでデルCEO持ち分の評価額は約36億ドル。さらに 5億-10億ドルの株取得なれば、デル氏は計80億-90億ドルのエクイテ ィファイナンスの半分以上を賄うことになる。残り買収資金は借り入れ による調達とデル社の手元現金(9月30日時点で110億ドル)の一部で 賄われるという。シルバーレークとマイクロソフトは10億-20億ドルを それぞれ拠出する見通しだと関係者は語った。

デルの広報担当デービッド・フリンク氏とマイクロソフトのピータ ー・ウットン氏、シルバーレークのシャーロット・マクラム氏はこの件 にコメントを控えた。

原題:Dell Founder Said to Seek Majority Control Using Personal Funds(抜粋)

--取材協力:Aaron Ricadela、Dina Bass.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE