米大統領:移民制度改革を実施する時が来た-ラスベガスで講演

抜本的な移民制度改革に向けて政治 的気運が高まるのを模索していたオバマ米大統領は、民主・共和両党の 上院議員が公表した草案に慎重ながらも賛成の意向を示すとともに、自 身の提案の詳細も明らかにした。

大統領は29日、ラスベガスで講演。議会に対し、国境警備の強化や 不法移民に市民権取得の道を開く施策などを盛り込んだ、包括的な移民 制度改革法案を早急に成立させるよう求めた。

オバマ大統領は、ヒスパニック系が生徒の3分の2を占めるデルソ ル高校に集まった観衆に対し、「常識的で包括的な移民制度改革を実施 する時が来た」と言明。「移民制度改革が終わりのない議論で行き詰る のを許すわけにはいかない」と述べた。

オバマ大統領は今回の講演を皮切りに、議会で長く放置されてきた 移民問題について国民に支持を訴える。昨年11月の大統領選挙でヒスパ ニック系の有権者の71%がオバマ氏支持に回ったことで、議会で共和、 民主両党の政治的なもくろみに変化が表れている。

前日には、民主、共和両党の上院議員それぞれ4人が集結して独自 の移民制度改革法案の枠組みを公表。これについて大統領は、「私が提 案して選挙戦で主張していた方針とかなり一致している」と述べた。

大統領は「共和、民主両党は、久しぶりにこの問題に協力して取り 組む用意があるように見受けられる。現時点では、この問題を直ちに解 決したいと心から望んでいるようだ」と語った。

原題:Obama Says ‘Time Has Come’ for Action on Immigration Laws (1)(抜粋)

--取材協力:Julianna Goldman、Bennett Roth、Roxana Tiron.

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