米学資ローン延滞率、15%に上昇-フェア・アイザック

米国の過去2年間の学資ローン延滞 率が15%に達していることが、信用リスク分析会社フェア・アイザック の調べで分かった。最近の卒業生の就職難が影響しているという。

フェア・アイザック傘下のFICOラブスが29日発表した昨年10月 のデータに基づく資料によると、2010-12年に実行された融資の延滞率 は05-07年の融資の延滞率12.4%を上回った。FICOによれば、昨年 の学資ローン債務平均額は2万7253ドル(約250万円)と、05年の1 万7233ドルから増加。12月の調査対象となった銀行関係者の約6割は延 滞率が向こう半年間に悪化すると予想している。

フェア・アイザックのチーフ分析オフィサー、アンドルー・ジェニ ングス氏は発表資料で、「足元の状況はとうてい持続不可能で、われわ れはすでにこうした結果に苦しんでいる」とし、「賃金が伸び悩み、就 職口もかつてほど豊富でない状況にあって、個人がデフォルト(債務不 履行)リスクを大きく高めずにいっそう多額の学資ローンを受け続ける ことは不可能だ」と指摘した。

大学の学費はこの40年間、インフレ率より速いペースで上昇してお り、教育債務は1兆ドルと、クレジットカード債務を上回る規模に膨ら んでいる。

原題:Overdue Student Loans Reach ‘Unsustainable’ 15%, Fair Isaac Says(抜粋)

--取材協力:Donal Griffin.

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