モンテ・パスキの経営は健全、徹底した監督を継続-伊財務相

イタリアの銀行としては最も歴史の あるモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナに対して、金融当局は「継続 的に徹底した」監督を行っており、同行が公表していなかった仕組み金 融取引に伴う損失の可能性や資本不足にもかかわらず、しっかりした経 営状態が維持されているとグリリ財務相が指摘した。

グリリ財務相は29日、モンテ・パスキに39億ユーロ(約4770億円) の救済融資を供与する計画の妥当性を擁護するため、損失の可能性を隠 していた同行が支援に値するかどうかについてただす下院の質疑に臨ん だ。モンテ・パスキは、損失につながる恐れのある仕組み取引の詳細を 前の経営陣が監督当局に隠していたことが発覚。現在のビスコ総裁と前 任者である欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の下でのイタリア銀行 (中央銀行)の監督の在り方が問題視されている。

グリリ財務相はモンテ・パスキの監督について、「継続的、徹底的 かつ適切に行われており、ドラギ氏が総裁だった2010年に開始され、ビ スコ総裁の下で11年と12年、13年に継続された検査を通じて一層強化さ れた」と語った。イタリア中銀は、同行の経営陣が適切な管理体制づく りを怠っていたことなどを理由に検査後に「制裁手続き」を開始した。

モンテ・パスキは今回の救済によって、欧州銀行監督機構 (EBA)が求める資本水準を満たすことが可能になる。秘密の仕組み 金融取引の一部が行われた当時、イタリア中銀の総裁だったドラギ ECB総裁は28日に急きょミラノを訪れ、グリリ財務相と会談した。

原題:Monte Paschi Oversight Was Continuous and Thorough, Grilli Says(抜粋)

--取材協力:Lorenzo Totaro、Chiara Vasarri、Elisa Martinuzzi、Marco Bertacche.

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