ユーロ圏:1月の景況感指数、89.2に上昇-予想上回る改善

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1月のユーロ圏景況感指数はエコノ ミスト予想以上に上昇した。域内経済がリセッション(景気後退)から 脱しつつある兆候が強まった。

欧州連合(EU)の欧州委員会が30日発表した1月のユーロ圏景況 感指数(速報値)は89.2と、先月の87.8(改定値)を上回り、昨年6月 以来の高水準に達した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミ スト30人の予想中央値は88.2だった。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は先週、経済活動は「極めて 低い水準ながらも安定化しつつある」と指摘。ドイツ連邦銀行(中央銀 行)は、昨年10-12月(第4四半期)に縮小した同国経済が1-3月 (第1四半期)には持ち直すとの見通しを示した。ただ、フランスのサ ービス業の活動は1月に落ち込み、同国の今四半期のリセッション入り をエコノミストらは予想している。

キャピタル・エコノミクスのシニアエコノミスト、ジェニファー・ マキューン氏は「金融市場の改善による影響が企業景況感に幾らか出始 めている」と指摘した上で、「このプロセスは極めて緩慢であり、ユー ロ圏経済が本当に回復していると示唆するには時期尚早だ」と述べた。

ユーロ圏域内総生産(GDP)は昨年7-9月(第3四半期)に前 期比0.1%減少。4-6月は同0.2%減だった。ブルームバーグ調査によ ると、10-12月は0.4%縮小、1-3月は横ばいが見込まれている。 EU統計局(ユーロスタット)は10-12月GDPを2月14日に公表す る。

欧州委によると、1月のユーロ圏製造業景況感指数はマイナス13.9 と、前月のマイナス14.2(改定値)から改善。サービス業の指数はマイ ナス8.8と、12月のマイナス9.8から上昇。同時に発表された1月の消費 者信頼感指数改定値はマイナス23.9だった。

原題:Euro-Area Economic Confidence Increases More Than Estimated (1)(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg、Fergal O’Brien.

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