鉄鉱石価格:140ドルに下落か、春節控えた中国の輸入減で

鉄鋼原料の鉄鉱石の価格が3月末に かけて下落するとの見通しを、オーストラリア・ニュージーランド銀行 (ANZ)が示した。世界最大の消費国である中国が来月、1週間の連 休に入ることに加え、鉄鋼各社が国内産の鉄鉱石の購入を増やしている ためとしている。

ANZの商品戦略担当世界責任者、マーク・パーバン氏は30日のリ ポートで、鉄鉱石価格が1-3月(第1四半期)末までに1トン当た り140ドルに下落する可能性があるとの見方を示した。スチール・イン デックスのデータによると、中国天津港に荷揚げされる鉄鉱石(鉄 分62%)は29日、1ドライトン当たり148.40ドルだった。

中国の経済成長が昨年10-12月(第4四半期)に加速し、鉄鋼会社 の在庫補充に伴って鉄鉱石輸入が過去最高水準に達したため、鉄鉱石価 格は3年ぶりの安値近辺まで下げた昨年9月以降、上昇している。パー バン氏は「中国の春節(旧正月)を控え取引は既に減少し始めている」 と指摘。コスト削減を目指し「鉄鋼会社は割安な国内産鉄鉱石の購入を 増やしていると聞いている」と述べた。

原題:Iron Ore Seen Declining to $140 on Lower Imports, New Year (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE