USスチール:1~3月期利益は市場予想に届かない見通し

鉄鋼生産量で米最大手のUSスチー ルは1-3月(第1四半期)の利益について、アナリスト予想を下回る 見通しを示した。同社はスクラップ価格と営業コストの上昇を見込んで いる。

USスチールは29日の発表資料で、欧州部門と鋼管部門はともに 「若干の改善」が見込まれる一方、圧延製品部門は収支トントンに近い 数字になると説明した。営業利益は昨年10-12月(第4四半期)と「同 等の」水準になるとみている。同四半期は500万ドル(約4億5400万 円)だった。

ジェフリーズのアナリスト、ルーク・フォルタ氏はリポートで、 USスチールが示した見通しは第1四半期の1株当たりの損益が赤字に なることを示唆していると指摘。スチール・マーケット・インテリジェ ンスのマネジングパートナー、ミシェル・アップルバウム氏は、市場の コンセンサスよりも損益は「相当悪い」数字になるようだと語った。一 時的な項目を除いた1株当たり損益について、ブルームバーグが集計し たアナリスト10人の予想平均は26セントの黒字。

USスチールの第4四半期の純損益は5000万ドル(1株当たり35セ ント)の赤字と、前年同期の2億1100万ドル(同1.46ドル)の赤字から 改善した。契約紛争の和解に伴う利益を除いた損益は1株41セントの赤 字。ブルームバーグがまとめたアナリスト19人の予想平均では76セント の赤字が見込まれていた。

売上高は6.9%減の44億9000万ドル。アナリスト13人の予想平均で ある43億5000万ドルを上回った。

29日の米株式市場でUSスチールの株価は2.2%安の23.20ドルで取 引を終えた。

原題:U.S. Steel First-Quarter Outlook Disappoints on Higher Costs (1)(抜粋)

--取材協力:Liezel Hill.

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