英BPの刑事責任確定、原油流出で40億ドル支払いへ-米地裁

2010年にメキシコ湾で起きた米国 史上最悪の原油流出事故をめぐる刑事訴訟で、有罪を認めていた英石油 会社BPの刑事責任が29日の公判で確定、罰金など計40億ドル(約3630 億円)を支払うことが最終的に決まった。これにより、同事故に関連す るBPの刑事責任は全て決着した。

ニューオーリンズのバンス地裁判事は、BPの子会社であるBPエ クスプロレーション・アンド・プロダクションによる致死罪など11の罪 状に対する有罪答弁を認めた。

同判事は公判で、BP子会社の有罪認定は「妥当な判断」であり、 海洋掘削リグの誤操作により「深刻な結果」を招いたことに対するBP の処罰として罰金など40億ドルの支払いは「妥当な金額算定」だと判断 した。事故で作業員11人が死亡、数百万ガロンの原油が流出した。BP 幹部はこの日の公判で、作業員の死亡について陳謝した。

BPが認めた責任には、過去最高額となる12億6000万ドルの罰金 と、同社の今後の掘削作業の監視が含まれる。BPが海洋汚染の法規に 違反したとする連邦政府とメキシコ湾岸州の民事訴訟は依然継続され る。刑事事件でのこれまで史上最高額の罰金はファイザーが09年に支払 った11億9500万ドル。

BPは昨年3月、経済的損失や物的損害、健康被害などの賠償を求 め事業主や個人が起こした民事訴訟では、少なくとも78億ドルを支払う ことで和解していた。

この日の裁判所の判断は、BPの油井責任者2人の刑事裁判には影 響を及ぼさない。2人は過失致死罪や水質浄化法違反などに問われてい る。

BPは今後も、メキシコ湾岸の水質を事故前に戻すための費用とし て最大176億ドルの制裁金支払いを義務付けられる可能性がある。

原題:BP Wins Final Approval of Guilty Plea Over 2010 Gulf Spill (1)(抜粋)

--取材協力:Margaret Cronin Fisk.

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