ソフバンクのスプリント買収、米司法省が判断延期を要請

米司法省は、ソフトバンクによ る200億ドル(約1兆8100億円)規模の米スプリント・ネクステル買収 計画を審査している連邦通信委員会(FCC)に対し、判断を先送りす るよう要請した。この計画をめぐっては、米国内の通信ネットワークを 中国企業にさらす可能性があると批判の声が聞かれている。

FCCのウェブサイトに29日掲載された資料によれば、司法省と連 邦捜査局(FBI)、国土安全保障省はFCCに対し、国家安全保障と 法執行の面から同計画を評価する作業を完了するための時間を求めた。

全米通信労働組合(CWA)は28日のFCCへの提出文書で、ソフ トバンクが米国内の通信網を中国のスパイ行為にさらす恐れがある通信 機器の中国メーカーと協力しているため、米国の安全保障を損ないかね ないと主張した。

FCCは2月25日までソフトバンクによるスプリント買収案に関す る意見を受け付ける。

スプリントの広報担当、ジョン・テイラー氏は司法省の動きについ て、「よく行われる要請だ」と電子メールでコメントした。

CWAは、中国の通信機器メーカー大手2社である華為技術と ZTE(中興通訊)が日本の次世代無線ネットワークの構築でソフトバ ンクに協力したと指摘。ソフトバンクによるスプリント買収が実現すれ ば、これら中国2社が米市場に「深く浸透する」可能性があるとした。

華為技術とZTEの関係者はともに中国のスパイ行為への関与を否 定している。ソフトバンクの広報担当ポール・クランホールド氏と FCCのジャスティン・コール報道官はいずれもコメントを控えた。

原題:DOJ Asks U.S. FCC to Defer Action on Softbank-Sprint Merger (2)(抜粋)

--取材協力:Andrew Zajac、Phil Mattingly.

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