ECBプラート理事:米方式の金利約束はユーロ圏で機能せず

欧州中央銀行(ECB)のプラート 理事は29日、米連邦公開市場委員会(FOMC)のように長期にわたり 低金利を維持する姿勢をECBが表明しても、ユーロ圏では機能しない との認識を示した。

プラート理事はコペンハーゲンで講演し、17カ国で構成するユーロ 圏では「将来の金融政策に関して約束するのは、最も効果的な手段とは ならないだろう」と述べた。

そうした約束が「基本的に適用できる」のは、資金調達状況が「事 実上同じ」地域で、広範な経済刺激が必要とされる場合だろうと指摘。 「最近の顕著な改善にもかかわらず、これはユーロ圏におおむね当ては まる状況ではない」と言明した。

ECBの政策金利は過去最低の0.75%。同中銀は域内の銀行に資金 を無制限で供給しているほか、財政難国の国債を購入する計画も発表。 政策手段は尽きつつある。FOMCは以前、2015年半ばまで政策金利を ゼロ付近で維持する方針を示していた。

エコノミストの中には、景気刺激の方法としてインフレ目標の引き 上げを挙げる声もあったが、プラート理事はこのアイデアも退け、「戦 術的な目標変更は日和見的で中銀の信頼性を損ねる」と語った。

原題:Praet Says Guidance on ECB Rates Wouldn’t Work in Euro Area (1)(抜粋)

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