ラフード米運輸長官が退任へ-トヨタ株の急落招く発言で物議

ラフード米運輸長官は29日、退任す る意向を表明した。同長官はオバマ政権に起用されている2人の共和党 系閣僚の1人。

ラフード長官(67)は、運輸省の幹部会議で退任する考えを明らか にした。後任者が上院で承認されるまでの数カ月間は職にとどまるとし ている。同長官は21日、オバマ大統領の2期目の就任式後のパーティー で、「しばらく現職にとどまる」意向を示していたが、具体的な期間に は言及していなかった。

後任候補には、ロサンゼルス市のアントニオ・ビヤライゴーサ市長 や運輸安全委員会(NTSB)のデボラ・ハースマン委員長の名前が報 道や業界団体から挙げられている。

ハースマン委員長(42)は、出火などのトラブルで運行停止になっ た米ボーイングの最新鋭旅客機「787」(ドリームライナー)の調査を 率いている。ビヤライゴーサ市長(60)はカリフォルニア州の高速鉄道 プロジェクトの提唱者の1人。

ラフード長官は今月、運輸省の連邦航空局(FAA)が787の運行 停止を命じるわずか2日前、同型機への信頼を表明していた。2010年に は下院歳出委員会の公聴会で、トヨタ自動車のリコール(無料の回収・ 修理)対象の車種について、所有者は「運転するのをやめ」、ディーラ ーに持ち込むべきだと発言した。これを受け、トヨタの米国預託証券 (ADR)は急落し、取引時間中としては10カ月ぶりの安値を付けた。 その約2時間後、公聴会の締めくくりで、同長官は発言に行き過ぎがあ ったとして撤回した。

原題:LaHood Will Step Down as Obama’s Transportation Secretary (3)(抜粋)

--取材協力:Alan Levin.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE