中国人民元、3週間ぶり安値-上昇認めない中心レート水準

中国人民元は29日、ドルに対して下 落し、一時3週間ぶり安値を付けた。中国人民銀行(中央銀行)が設定 した中心レートが、元の前日比での上昇を容認しない水準だったことが 影響した。

人民銀はこの日、前日の上海市場での終値を0.99%下回る1ドル =6.2851元に中心レートを設定した。前日からは0.05%の引き下げで、 4営業日連続の元安方向の設定。元の1日当たりの許容変動幅は中心レ ートの上下1%であるため、この日の設定は前日からの上昇を認めない ことを意味する。

東亜銀行の外国為替アナリスト、ケニックス・ライ氏(香港在勤) は「この日のレート設定は、過去数カ月上昇した人民元が輸出面で強過 ぎると当局が懸念していることを示す」と述べた。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、元は上海市場 で前日比0.03%安の1ドル=6.2243元。一時は6.2265元と、今月8日以 来の安値となった。

ブルームバーグが集計したデータによると、元は香港のオフショア 市場では8営業日ぶりに上昇。0.12%高の6.2218元となった。1年物ノ ンデリバラブル・フォワード(NDF)は0.03%高の6.3155元。

原題:Yuan Drops to Three-Week Low as Lower PBOC Fixing Spurs Retreat(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE