民主・桜井政調会長:日銀総裁は独立性担保できる人を-インタビュー

民主党の桜井充政調会長(元財務 副大臣)は29日、今国会の焦点となっている日銀総裁人事に関し、日銀 の独立性を担保できる人が望ましいとの考えを示した。財務省出身者の 起用に同意するかどうかについてはコメントを避けた。ブルームバー グ・ニュースとのインタビューで語った。

財務金融部門会議で議論した上で、来週前半にも党としての考え方 をまとめる方針も明らかにした。

日銀の白川方明総裁は4月8日、山口広秀、西村清彦両副総裁は3 月19日で任期満了となる。正副総裁の人事は衆参両院での同意が必要。 自民、公明の連立与党が参院で過半数に満たない「ねじれ国会」では、 一部野党の賛同を得ることが不可欠だ。

桜井氏は、次期総裁に求められる資質について「日銀の独立性をき ちんと担保しないといけない、中央銀行としてそういうことができる人 だ」と強調。その上で、政府と連携できることやマネジメント能力、市 場との対話力を挙げた。麻生太郎副総理兼財務相らが挙げる「語学力」 については「できたほうがいいに決まっているが必須条件かというとど うか」と語った。

民主党が2008年の正副総裁人事で、当時の福田康夫政権が提示した 財務省や旧大蔵省出身者を充てる人事案に反対し、日銀総裁が一時空席 となる事態に陥った経緯がある。桜井氏は政府が財務省出身者を総裁候 補として提示してきた場合の対応に関しては「仮定の話はできない」と 述べるにとどめた。

次期総裁候補としては、日銀による外債購入を提唱した岩田一政元 日銀副総裁や竹中平蔵慶応大学教授のほか、武藤敏郎元財務事務次官、 黒田東彦アジア開発銀行(ADB)総裁(元財務官)、東京大学大学院 の伊藤隆敏教授らの名前が政界関係者やエコノミストなどの間で取り沙 汰されている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE