今日の国内市況(1月29日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株反発、業績上振れ観測で大手銀に買い-鉱業急伸、KDDIも

東京株式相場は反発。株価上昇で今期業績が上振れると一部報道で 伝えられた大手銀行株がそろって上げ、相場全体をけん引した。海外原 油先物の上昇を好感し、鉱業株は急伸。決算発表の本格化で銘柄選別の 動きが出始める中、今期業績計画を上方修正したKDDIは終日堅調だ った。

TOPIXの終値は前日比6.98ポイント(0.8%)高の920.76、日 経平均株価は同42円41銭(0.4%)高の1万866円72銭。

大和住銀投信投資顧問の岩間星二ファンドマネジャーは、「金融緩 和を背景とした円安期待感が強く、夏の参院選までは買い安心感があ る」と指摘。米国を中心に海外経済も回復しており、「不安要素がない のが株式市場にポジティブになっている」と話していた。

●債券は続落、米金利上昇や国内株高で売り圧力-先物2週間ぶり安値

債券相場は続落。前日の米国債相場の下落に加えて、国内株が反発 したことを背景に売り圧力が掛かり、先物は2週間ぶり安値を付けた。

東京先物市場で中心限月の3月物は朝方に前日比5銭高の144円35 銭に反発する場面も見られたが、すぐにマイナス圏に転落。午後の取引 にかけて水準を切り下げ、一時は31銭安の143円99銭まで下落し、日中 取引ベースで15日以来の安値を付けた。終値は23銭安の144円07銭。日 経平均株価は午後に入って前日比113円高まで上げ幅を拡大する場面も 見られた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の327回債利回 りは、前日比横ばいの0.745%で始まり、その後は水準を切り上げる展 開となり、午後1時すぎには2.5ベーシスポイント(bp)高い0.77% と、15日以来の水準に上昇。その後は0.765%で推移している。5年物 の107回債利回りは0.5bp高い0.16%。

●円は対ドル90円台で売り買い交錯、株価動向や米FOMCを見極め

東京外国為替市場では、円がドルに対して1ドル=90円台後半を中 心に売り買い交錯の展開となった。前日に対ドルで2年7カ月ぶり安値 を付けて以降の持ち高調整に伴う円買いの流れが残った半面、株価の反 発を背景に円売りが強まる場面も見られた。

ドル・円相場は90円後半で東京市場を迎えると、一時2営業日ぶり の円高値となる90円40銭まで円買いが先行。その後、続落して始まった 日本株が上昇に転じると、円は伸び悩み、午後1時前には一時91円02銭 まで値を戻した。しかし、円売りも続かず、その後は90円後半で方向感 の乏しい展開となった。

新生銀行市場営業本部の政井貴子部長は、安倍晋三首相の所信表明 も終わり、日本側は次の日銀総裁選びに向けた国会運営に注目が集まる という流れで、景気指標をみるにはやや早すぎると指摘。そうした中、 ドル・円は「本来は調整してもよさそうだが、一方で米国の指標が良い ので、調整といって深押しするイメージはみんなあまり持っていないだ ろう」と話した。

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