バフェット氏のNYSE買収提案、米株式への信頼感を示唆か

著名投資家ウォーレン・バフェット 氏率いる米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイの米NYSEユー ロネクストに対する買収提案を受けて、同氏が4年ぶり低水準にある取 引高の回復を見込んでいるとの楽観的観測が強まっている。

バークシャーは昨年11月にNYSEユーロネクスト買収を提案した ことを、28日の当局への届け出で明らかにした。米株式の出来高は2012 年に18%減少したが、その後は投資家が株式に戻りつつあることを示す 兆しが広がっている。今年初時点で米株投信への純流入額は31億ドル (約2800億円)と、過去最高を記録。投資家は09年以降に約2500億ドル の資金を引き揚げていた。数字はEPFRグローバルのデータに基づ く。

S&P500種株価指数が1月としては1987年以来最大の値上がりで 過去最高値まであと4.4%に迫る中、米株式の時価総額は今年に入り1 兆ドル増えている。NYSEユーロネクストを取得したのは昨年12月 に82億ドルの買収提案を示したインターコンチネンタル・エクスチェン ジ(ICE)だったが、バークシャーが関心を示したことは証券取引所 の収益回復を示唆している可能性があるとPNCウェルス・マネジメン トなどは指摘する。

PNCのチーフ投資ストラテジスト、ウィリアム・ストーン氏は電 話インタビューで、「バフェット氏が示唆しているのは恐らく、状況が 好転し、出来高が回復するということだろう」と語った。

NYSEユーロネクストの広報担当リチャード・アドモニス氏はコ メントを控えた。バフェット氏のアシスタントにコメント要請を送った が、今のところ同氏からの回答はない。

原題:Buffett NYSE Bid Reinforcing Confidence as S&P 500 Nears Record(抜粋)

--取材協力:Noah Buhayar.

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